危機管理では真面目に捉えられている法則

「マーフィーの法則」に書かれている経験則、思わず心の中で、これってあるよねえ、と呟いてしまうようなことばかりですよね。

ユーモラスに経験則を解いていますが、その端緒となったのは至極、真面目な研究・実験から生まれた経験則です。

ここでもう一度、アメリカ空軍のマーフィー少佐に登場願いましょう。

1950年代、新型ジェットエンジンを搭載したジェット機のための実験としてMX-981という急減速の実験が続けられていましたが、その実験における異常発生の理由を調査していたマーフィー少佐は機器の配線に誤りを見つけ、「”If there is any way to do wrong he will.”」と言ったそうです。

いくつかの方法があり、そのうちの1つが悲惨な結果で終わる時、人はそれを選ぶ、という意味ですね。

このマーフィー少佐の言葉がプロジェクトリーダーだったジョン・スタップ少佐の耳に止まり、スタップ少佐からプロジェクト外に広まり、やがてノースロップ航空プロジェクトマネージャーだったジョージ・E・ニコルズから「マーフィーの法則」の著者となったアーサー・ブロックに書簡で伝わったことから本著の制作が始まりました。

このマーフィー少佐の言葉は技術畑においてユーモアの範疇ではなく、むしろ「常に最悪の状態を想定すべし」という危機管理の基本として当初は受け入れられていました。

関連記事(一部広告含む):

gluck

Share
Published by
gluck

Recent Posts

ペットの似顔絵!うちの子キャンバス

⇒ ペットの似顔絵!うちの子キ…

1週間 ago

復縁のためのアファメーションの言葉

恋人や夫婦でも、別れてしまった…

2年 ago

恋愛成就のアファメーションの言葉

恋愛をすると臆病になってしまう…

2年 ago

人と出会えるアファメーションの言葉

独身の人、恋人のいない人、『な…

2年 ago

営業職の方に役立つアファメーションの言葉

どんな仕事でも大変ですが、中で…

2年 ago

アファメーションで立身出世

会社でただ漠然と仕事をしていて…

2年 ago