現在、記憶の研究は脳の表面的変化と記憶のアウトプットの臨床実験から導かれた途中経過しか分かっていないと説明しました。
では途中経過の段階で分かっていることから脳トレを進めていきましょう。
記憶はさまざまな形で分類されています。
まず、記憶が維持される時間の分類からいきますね。
記憶には超短期記憶(感覚情報貯蔵)、短期記憶、長期記憶の3種類があります。
超短期記憶は感覚器官に残る記憶で、視覚で1秒弱、聴覚で4秒間と言われています。 続きを読む 記憶の時間分類!脳トレ活用法
現在、記憶の研究は脳の表面的変化と記憶のアウトプットの臨床実験から導かれた途中経過しか分かっていないと説明しました。
では途中経過の段階で分かっていることから脳トレを進めていきましょう。
記憶はさまざまな形で分類されています。
まず、記憶が維持される時間の分類からいきますね。
記憶には超短期記憶(感覚情報貯蔵)、短期記憶、長期記憶の3種類があります。
超短期記憶は感覚器官に残る記憶で、視覚で1秒弱、聴覚で4秒間と言われています。 続きを読む 記憶の時間分類!脳トレ活用法
前項では維持記憶の時間分類について説明しました。
いわば記憶のインプットですね、
今回は記憶の再現方法、アウトプットの分類について説明しましょう。
猫、という言葉はほとんどの人が知っていますね。
4ツ足で歩いて光の加減で瞳孔が変わり、黒や白、縞などさまざまな体毛の種類を持つ動物で、これに個人的な情報が加わって猫という記憶が形成されていきますが、この猫という言葉の意味を記憶していくことが意味記憶。 続きを読む 記憶の状況分類!脳トレ活用法
脳の構造を語っているとこのコラムはそれだけで終わってしまいそうなので、そろそろ記憶力を高めるトレーニング、脳トレの話をしましょう。
記憶の分類についてはひと通り説明が終わりました。
記憶は思考力や発想力、感情などすべての土台となるので、記憶力を高めることが脳そのものを鍛えることにつながります。
50~60代の人なら誰でも覚えているCMのフレーズがありますね。
「カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂~♪」とか、「スカッとさわやか、コッカコーラ~♪」とか、「おおきいことはいいことだ~♪森永エールチョコレート!」とか「かんさいでんきほあんきょうかい~♪(これは関西ローカルですね)」とか。 続きを読む 連呼型CMは長期記憶の典型!脳トレ活用法
連呼型CMが現在も長期記憶に残っていることを前項で説明しましたが、もう少し詳しく分析してみましょう。
CMの流れる時間は15~30秒で、たいして興味のない対象商品であれば超短期記憶、つまり動画は1秒間、音声は4秒間程度しか感覚器官に残りません。
しかし連呼されることによって短期記憶の領域に20秒間留まり、さらに繰り返されることにより、長期記憶に保存されることになります。
これは本人の意思、つまりその情報が必要であるか否か、ではなく連続する情報に対して脳が反応していることが大きな要因となります。 続きを読む 連呼することで情報が蓄積される!脳トレ活用法
連呼型CMはTVから勝手に流れてきて、脳が勝手に神経経路の伝達効率を高めてしまった結果ですが、必要な情報が必ず連呼されるとは限りません。
むしろ必要な情報ほど一回限りしか与えられないことが多いので、自分から連呼して長期記憶に留める必要があります。
もっとも効果的なのは書き留めておくこと。
人の名前を聞いた時、感覚器官に留まっている時間はわずか4秒間しかありません。
その相手、または相手以外の人と会話をする際、対象者の名前を言わなければならない時は陳述記憶が必要になります。 続きを読む 記憶を長期保存するなら書き留めること!脳トレ活用法
重要な情報の多くは連呼されずに1回限りであることが多いので、記憶するためには自分で連呼する必要があります。
ただし記憶しただけではアウトプットできないので記憶に対する関連性、アウトプットするためのトリガー(引き金)が必要になります。
具体的な例を上げて記憶の連呼とトリガーを説明しましょう。
たとえばクライアントとの会議。
訪問したクライアント先で会議をするメンバーが5~6人いるということは珍しいことではありません。 続きを読む 情報を引き出すためのトリガー!脳トレ活用法
前項では重要な情報を手続き記憶と関連させることで短期記憶に保存させる方法の一端を紹介しました。
駅の名前と関連付けた時、会議で発言するクライアントを搭乗駅の横浜駅と思い出せれば、それがトリガーとなって、今、発言している人は山田さん、と記憶のアウトプットが行われるわけですね。
ただし、これは会議中、クライアントすべてがその場にいる時だけ有効です。
というのも、つねに短期記憶内で連呼しているから記憶が消去してもすぐにまた保存できるからです。
クライアントがとても重要で、また会議が控えていたら、次回は名刺交換が行なわれないのでしっかりと長期記憶に保存しておかなければなりません。 続きを読む 記録は周辺情報も書き出す!脳トレ活用法
重要な情報の保存は関連性が多いほどトリガーを引きやすくなる、つまりアウトプットしやすくなります。
たとえば会議で手続き記憶と結びつけ、会議で発言しているクライアントが搭乗駅の横浜駅=山田さんだとしても、次に会う時は横浜駅と関連するトリガーがなければ顔と名前が一致しませんね。
そこで顔の特徴を覚えると、記憶はさらにアウトプットしやすくなります。
ただし顔の特徴というのは情報量が多すぎて、覚える側に取っては曖昧な記憶になりがちです。
たとえば顔の輪郭は四角に近いけれど身体が太っていたので丸顔に覚えていたり、女性担当者が美人だったので十分に見とれていたけれど、長期記憶を探ったら美人、としか覚えていなかったり。 続きを読む 顔の特徴は客観的に情報量を少なく!脳トレ活用法
記憶は関連性を多くするほどアウトプットしやすくなるので、その関連性の例として名前と目の大きさを前項で紹介しました。
顔の部位を集中的に記憶させる行為を繰り返していると、特定の神経経路が活発化、伝達効率を高めるので自然に部位の特徴を覚えやすくなります。
たとえば目の特徴を早く捉えられるようになったら、目だけではなく鼻や眉の形など範囲を広げていけば、より関連性が多くなってトリガーも引きやすくなります。
また会議などの記録を残しておけば、そのうち、意外なことに気がつくでしょう。
たとえば目の縦幅+3、いわゆるギョロ目の営業部長はやや強引な発言が目立つとか、美人で目の横幅+3の企画部長とは反りが合わない、とか、耳たぶ+3の専務取締役は会議の調和がうまい、とか。 続きを読む 顔の特徴から人相を学ぶ!脳トレ活用法
記憶力を鍛える方法をこれまでに紹介しました。
ここで記憶力増強のまとめをしておきましょう。
記憶にはいくつかの分類があり、情報は超短期記憶、短期記憶、長期記憶に保存され、重要な情報になるほど長期記憶に保存しなければなりません。
長期記憶への保存方法は重要な情報を連呼することで記録されます。
情報を連呼することで、その情報が通過する神経経路が活発化、情報の伝達効率を高めるからです。
ただし重要な情報を連呼できる状況ばかりではないので、情報を書き留めておくことで常に連呼できる状況が作り出されます。 続きを読む 記憶力アップの基本!脳トレ活用法
このコラム冒頭で、脳を鍛えるためには便宜上、4つに分類した記憶力、思考力、発想力、感情を高める必要があると紹介しましたが、基本的に記憶力向上と他の3分類を鍛える方法は同じです。
集中して繰り返すことで、思考や発想、感情の情報が通過する神経経路を活発化させ、伝達効率を高めていけばいいのです。
とはいえ、この神経経路を活発化させる作業、言葉ほど簡単ではありません。
重要な情報であれば緊張から一時的に活発化しますが、情報が通過する神経経路を活発化させるためには意思が必要になります。
たとえば記憶を例に取ると、記憶を改めて記録にすることで長期記憶への保存が可能となりますが、多くの人は記録に留めません。 続きを読む 長期記憶の完成には意思が必要!脳トレ活用法
思考や発想、記憶や感情を鍛えるためにはそれぞれの情報が通過する神経経路を活発化させ、情報伝達の効率を高めることが大切ですが、そのためには単調な繰り返しや連呼を行なわな分ければなりません。
この単調な作業そのものを阻害するのもまた脳の役割で、生命維持に影響がなければ単調な作業を行おうとしない命令を出すのです。
まさしく7つの大罪のひとつ、「怠惰」ですね。
というのも仕方のないことで、生命維持に関わらないことに身体を使うのは生命維持をするための身体に貯めている栄養素を他の役割に使ってしまうことになるので、脳はそれを阻止しようとするのです。 続きを読む 繰り返しを行うには「報酬」を用意する!脳トレ活用法