男性の方が結婚を諦めているという例を如実に表わしているのが、国立社会保障・人口問題研究所が発表した生涯未婚率の年次推移です。
生涯未婚率というのは45~49歳と50~54歳未婚率の平均値であり、50歳時の未婚率と定義されています。
同じく1980年を基準にしてみると、女性は4.45%、男性の方が下回っており、2.26%でした。
ところが男性はこの80年を境に、一気に急上昇します。
2000年には10%を超え、2010年には20.14%に達しています。
これに比べて女性の上昇率は緩やかですが、それでも2010年には10.61%。
男性の生涯未婚率に関しては、地方都市の過疎化という深刻な問題が含まれています。 続きを読む 婚姻率のバランスは都市部に集中