当初は信頼度が薄かった地動説

コペルニクスの地動説によってユリウス暦はグレゴリオ暦に変わりますが、これはコペルニクスの地動説が採用されたというワケではなく、あくまで1年の実質日数の誤差を修正するという目的で、ローマ教皇グレゴリウス13世が制定したことから、暦の名前に使われています。

コペルニクスの地動説は当時、ほとんど世論から受け入れられていませんでした。

地動説をまとめた「天体の回転について」の著書はコペルニクスが死の直前に発表されましたが、惑星の正確な動きまでは把握できておらず、また地動説を体感できる証拠が何も上げられなかったことに因ります。

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現在、地球が公転しているというのは常識ですが、これが非常識としたら、確かに体感できる証拠がなければ信じられないでしょう。

たとえば地球が24時間で1回転しているならとても高速で回っているはずだけれど、なぜ空を飛ぶ鳥が地表と同じ時間軸で飛ぶことができるのか、とか、物体が中心に向かって落ちるのに、なぜ中心である太陽に落ちないのか、とか。

しかし占星術においてはコペルニクスの天文観測がおおいに役立ったことから、地動説は信じられないけれど、その天文的事実は占星術へ積極的に取り入れられ、キリスト教との宗教戦争までは発展しませんでした。

もちろん、コペルニクスの地動説に賛同した科学者は多くいます。

その1人がヨハネス・ケプラーです。

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