牽牛星(けんぎゅうせい)は駆け引き上手

牽牛星(けんぎゅうせい)は、金性の陽の星である車騎星(しゃきせい)とは少し違い、同じ金性でも陰の質を持った星です。

算命学の星の算出法

陰の質を持つ星というのは、男女問わず、どこか女性的な柔らかさを持っている傾向が強いです。

ちなみに、陽の星はどこか男性的な、さっぱりとした気質を持っています。

陽の質の星を宿命内に多く持てば、例えそれが女性であったとしても男性的なさっぱりとした気質が自然とにじみ出るようになります。

それとは反対に、陰の質の星を多く持てば、本当思いをどこかにしまってあるような、不思議な魅力を持つ傾向があります。

陰の質の星である牽牛星を持つと、社会的な活動の中心に立たされることが多くなりますが、必然的に人との係わり合いも増えていきます。

その中でどうしても相手に伝えなくてはならないことがあったり・・・例えばそれが上司という立場であればなおさら、本心で言いたくないことも言わなくてはならない状況におかれることが多くなります。

しかし、この牽牛星という名誉の星を持っていると、そうした人間関係の難しい部分を難なくこなしてしまうのです。

牽牛星を持っている人は、相手にズバッっとものをいうことはあまりありません。

ちょっとした言葉の端にその思いを忍ばせて発言する、というのでしょうか?

感の鋭い人ならすぐにわかったりするのですが、そうしてジワジワと改善や改革を試みていくのです。

人によっては「もっとストレートに言ってくれてもいいのに・・・」なんて感じたりすることもあるでしょうが、これは牽牛星の人にとっての優しさでもあるのですね。

本質は、争いを好まない、平和主義な人なのです。

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