ランスロットと恋に落ちるグイネヴィア

ここからはなぜかアーサー王物語、なぜかラブコメ調でありソープオペラ調であり、日本の昼メロ(懐かしい表現ですね。要するに愛憎劇とでもいいましょうか)風にしばらくなっちゃいます。

なぜそんな風になっちゃったのかというと、単純に言えば宮廷の退屈しのぎですね。

平和な時代、戦争ものよりも恋愛ものの方が受けるのは時代を超えて変わらぬ世相ともいえます。

アーサー王物語の派生として「トリスタンとイゾルデ」や「ランスロまたは荷車の騎士」などが、このラブコメ調やソープオペラ調の代表格となり、その後の「アーサー王の死」に取り入れられたわけです。

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ちょっと話がずれたので元に戻しましょう。

とにかく美男子で誉れ高き騎士、ランスロットを慕う女性は宮廷内に多く、その中でもとくに積極的だったのがアーサー王の妃、グィネヴィア。

それまで浮いた噂のないランスロット、忽ちグィネヴィアと恋仲になってしまいます。

許されない愛、ですね。

「ブリタニア列王史」ではアーサー王の甥であるモルドレッドの妃となり、ブリテン島の不在を任されていながらもモルドレッドの戴冠を認めてしまった記述があるので、やはりアーサー王物語では裏切りの妻というキャラクターで染められていますが、やはり許されない愛の相手はモルドレッドではなく、アーサー王第一の家臣であり、美男子で武勲も上げているランスロットに変更される辺り、ソープオペラのツボを心得ているといえるでしょう。

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