婚姻率のバランスは都市部に集中

男性の方が結婚を諦めているという例を如実に表わしているのが、国立社会保障・人口問題研究所が発表した生涯未婚率の年次推移です。

生涯未婚率というのは45~49歳と50~54歳未婚率の平均値であり、50歳時の未婚率と定義されています。

同じく1980年を基準にしてみると、女性は4.45%、男性の方が下回っており、2.26%でした。

ところが男性はこの80年を境に、一気に急上昇します。

2000年には10%を超え、2010年には20.14%に達しています。

これに比べて女性の上昇率は緩やかですが、それでも2010年には10.61%。

男性の生涯未婚率に関しては、地方都市の過疎化という深刻な問題が含まれています。 続きを読む 婚姻率のバランスは都市部に集中

1980年代より一気に増えた未婚率

2010年度の総務省国勢調査によると、未婚化の推移は男女ともに確実に増えています。

1980年の女性年齢別未婚率を見ると、25~29歳は24%、30~34歳は9.1%、35~39歳は5.5%でした。

25~29歳の未婚率が一気に加速するのはここから。

1995年には50%に届きそうになり、2010年には60.3%と、ついに半数を突破しています。

30~35歳、35~39歳は、この年齢層ほど急激ではありませんが、2010年にはそれぞれ34.5%、23.1%となっています。

男性になると悲惨ですね。1980年の段階でも25~29歳は55.1%も未婚でしたが、2000年には早くも70%に達し、そこからほぼ横ばい状態で、2010年では71.8%。 続きを読む 1980年代より一気に増えた未婚率

男女の仲を近づける情報は有効か?

男女の比率はたいして変わっていないのに、男女の仲を遠ざけている事情というのが見えてきますよね。

恋愛マニュアルだとかテクニックなんていうのは氷山の一角に過ぎません。

他にも、年齢に相応しい年収、だとか、結婚は何歳までにしておかないと後悔する、だとか、女性が好むイタリアンレストランはここだ、とか、医者や公務員と合コンする方法、だとか、男女の仲を近づかせるような情報が溢れかえっています。

本来、自然とくっつく男女の仲には男女の本能が働いています。

人間は道具を使うことによって本能部分を覆い隠してきました。

情報はまさに道具です。

あらゆる情報を身にまとえば、道具を振り回して便利で快適になり、相手を威嚇することもできます。 続きを読む 男女の仲を近づける情報は有効か?

間違いだらけの男性向け恋愛マニュアル

男性向け恋愛マニュアルになると、呆れて物が言えないほどです。

「デートの終盤は居酒屋で決まり!たっぷり酔わせて優しく介抱しよう!」とか。

「デートの待ち合わせには少し遅れて行き、スーツ姿で仕事の帰りに、相手のために無理やり時間を作ったと思わせる。デートの最中、ちょっとノートパソコンでも開いて仕事のフリでもすれば、相手は仕事のデキる男と思うはず!」など。

「狙った女性の友人に親しく優しくしておき、いい人、と認識させて友人から狙った女性へ好感度を伝えさせれば、距離はグッと縮まるはず!」こんなのも。

ここには書き出せないような恥ずかしい教則が飽きるほど連ねられています。

自分をいかにモテるように演出するか、そればっかりの記事で、どうしたら女性が喜ぶか、という手法すら語られていません。 続きを読む 間違いだらけの男性向け恋愛マニュアル

策を弄するマニュアルに成果はなし

女性向け恋愛マニュアルには、時々、とんでもないことが書かれています。

「付き合い始めて最初の頃のデートは3回に1回は断ること。相手を焦らし、ミステリアスな部分を演出することで、相手はより一層、貴女に興味を持つはずです」なんて。

「自分からデートを誘ってはダメ。安っぽい女に見られます。他の男性にも、そうやって積極的なのか、という疑心も持たれます。デートは必ず相手から誘わせるように仕向けましょう」こんなことも。

いったい、いつの時代の話でしょうか、これ。

いかにも恋愛を駆け引きで楽しんでいたバブリーな頃のマニュアルです。

今、こんな駆け引きをしたら男はあっさり引いてしまいます。

恋愛をゲーム的感覚で楽しめる男なんて少数ですし、ゲーム的感覚で恋愛をできるような男は相手にしない方が無難です。 続きを読む 策を弄するマニュアルに成果はなし

猫とツキと干支の性格

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