ギリシャ神話!大地の女神ガイアの誕生

パンドラの箱」だけでもゼウスやヘパイストスやプロメテウスなど神様がいっぱい出てきたので、これ以上、他の話をして知らない神様が出てくる前に、簡単にギリシャ神話の時系列と相関図を説明しておきましょう。

ギリシャ神話の始まりはカオスです。

カオスは混沌と訳されることが多いのですが、ギリシャ神話における原初のカオスとは「不完全で統一されていない空間」的発想であり、現世が完全であることの対極を意味しています。

このカオスに満たされた不完全な物質から現初神ガイアが誕生します。

大地の女神様ですね。

ガイアは単身のまま天空の神ウラノスと海の神ポントス、それから山々の神々を生み出します。 続きを読む ギリシャ神話!大地の女神ガイアの誕生

ギリシャ神話!箱から飛び出した災いの神々

ここから読み始めた人は前回の「プロメテウスの火」からお読みください。

プロメテウスの行動に怒ったゼウスはプロメテウスの愚弟エピメテウスに絶世の美女パンドラを送りつけます。

賢兄プロメテウスから「ゼウスの贈り物だけは受け取るな」と強く忠告されていたにも関わらず、愚弟のエピメテウスはパンドラと結婚してしまうわけですね。

パンドラはエピメテウスと結婚後、託された「絶対に開けてはいけない龜」に対する好奇心が募り、やがて龜を開けてしまいます。

そして、この龜からはあらゆる災いの神、死の概念であるタナトスやケール、モロスなどの神々や復讐の神ネメシス、争いの神エリスなどが飛び出して人類の世界に災いが蔓延します。 続きを読む ギリシャ神話!箱から飛び出した災いの神々

ギリシャ神話!プロメテウスが与えた火

「パンドラの箱」に登場してくる主な神様は全能の神ゼウス、先見の明を持つ神プロメテウス、下種の後知恵(物事が起こってから、ああすればよかったと後悔する喩え)が得意でプロメテウスの愚弟の神エピメテウスの3神。

これらの神の時系列や相関図は神の紹介とともに行うので、今はそういった神様が登場するとだけ理解してくださいね。

プロメテウスはゼウスの配下に置かれ、人間の行動を監視していましたが、人類を幸せにするためには神の所有物であった火をもたらせるべき、と考え、人類に火を与えます。

これに怒ったのが全能の神ゼウス。

火は天地創造の力を持つ「神の焔」であり、未熟な人類が持てば使い方を誤ると考えていたことから、ゼウスは人類に火を与えることは禁止していました。 続きを読む ギリシャ神話!プロメテウスが与えた火

ギリシャ神話!パンドラの箱

ギリシャ神話初級講座のはじまり、はじまり。

「パンドラの箱」にまつわるエピソードは誰でも聞いたことがあるでしょう。

その箱を開けると人類に及ぼす全ての災いが飛び出し、それから人類は厄災に苦しめられることになるけれど、その箱には最後にひとつだけ飛び出さなかったものが残っており、それは「希望」だった、という話。

この部分だけが強調されて寓話的になり、「開けてはいけないもの、災いをもたらすために触れてはいけないもの」の慣用句として「パンドラの箱」という言葉が使われるようになりました。

この「パンドラの箱」、元話はギリシャ神話です。 続きを読む ギリシャ神話!パンドラの箱

珍品招き猫のご紹介

白や黒、三毛は当たり前、実存しない青や赤、緑や金の招き猫がいるくらいですから、世の中、もっと変わった招き猫がいてもおかしくありません。

探してみれば、案の定、いろいろな招き猫が出てきました。

たとえば、バカラの招き猫。

バカラといえば、世界各国の王室御用達のブランドですよ?

そこが30%の酸化鉛を含むクリスタルガラスで招き猫を作っているというのだから驚きの一言。

ちなみにクリスタルガラスは鉛を入れた方が透明度を増すそうですが、ヨーロッパでは有害物質規制RoHS指令で電子部品の鉛を強く規制しているのに口につける食器は問題ないとされています。 続きを読む 珍品招き猫のご紹介

猫とツキと干支の性格

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