ギリシャ神話!やがてティタノマキアが始まる

神々の王クロノスと、その息子ゼウスをそれぞれの盟主とした戦い、ティタノマキアはゼウスが姉兄を連れてオリュンポス山に立てこもることから始まります。

なにしろ相手は神々の王クロノスと、その配下タイタン12神、ゼウスと姉兄で勝てる相手ではありません。

といってもタイタン12神がすべてクロノスの味方になったわけでもないのです。

まず、クロノスに催吐剤を飲ませたメティスの両親、オケアノス・テテュス夫妻は中立を宣言してクロノス陣営に参加しません。

さらにタイタン12神の1柱、パラスの妻となっている冥府を流れる川の神ステュクスは夫を裏切ってゼウス側につきます。 続きを読む ギリシャ神話!やがてティタノマキアが始まる

ギリシャ神話!全能の神ゼウス登場

父である神々の王クロノスに知られることなく、立派に育ったゼウスは母レアからクロノスが兄弟たちを飲み込んだという蛮行を聞かされます。

怒りに震えるゼウスですが、なにしろ相手は神々の王、簡単に倒せる相手ではありません。

そこでゼウスはウラノスとガイアの間に生まれたタイタン12神のオケアノス・テテュス夫妻(要するにクロノスの兄弟ってことですね)の娘、知恵の女神であるメティスに相談します。

知恵の女神だけに「催吐剤を飲ませる」という妙策を思いつきます。

ゼウスの代わりにクロノスに近づき、言葉巧みにクロノスへ催吐剤を飲ませると、クロノスは最後に飲み込んだ石を、それから次々に飲み込んだ子供を逆順に吐き出していきます。 続きを読む ギリシャ神話!全能の神ゼウス登場

ギリシャ神話!ウラノスの呪いに怯えるクロノス

愚行を繰り返したウラノスを討ち、新しく神々の王となったクロノスは母ガイアが産んだタイタン12神の1柱、樹木と野獣の神であるレアを妻に娶ります。

大地の神ガイア、農耕の神クロノス、そして樹木と野獣の神レア、この3柱が支配する世界は肥沃な大地と生産力に恵まれた至福の楽園でしたが、3柱はけっして幸福とはいえませんでした。

その原因は父ウラノスの「お前もやがて子供に王位を奪われるだろう」という言葉に怯えるクロノスの、父以上の愚行。

クロノスはレアとの間に生まれる子供を恐れ、ヘスティア、デメテル、ヘラ、ハデス、ポセイドンを次々に頭から丸呑みしていったのです。

そんなに子供が怖けりゃ交わらなければいいのに、とは凡人の思うところ。

なにしろクロノス、レアと共寝したいので今晩も交わり、そしてレアはまたも身ごもります。 続きを読む ギリシャ神話!ウラノスの呪いに怯えるクロノス

ギリシャ神話!息子に殺される王の運命

母ガイアの憎悪の対象となったウラノスを討つべく立ち上がったクロノス。

ここを最初に読んだ人はVol.05「タイタン12神の末っ子クロノス登場」を先に読むと理解しやすくなります。

母ガイアはクロノスの勇気を褒め称え、自ら作り出した大鎌を与えます。

そんなこととはつゆ知らず、神々の王ウラノスは今晩もノコノコと妻ガイアの元に通ってきました。

物陰に隠れ、ウラノスが妻ガイアと交わろうとした瞬間、クロノスが登場、ウラノスの男性器をばっさりと切り落として、それを海に投げ捨ててしまします。

男性器を切り取られたウラノスは神々の王の座から退き、その地位に座ったのは当然、クロノス。 続きを読む ギリシャ神話!息子に殺される王の運命

ギリシャ神話!タイタン12神の末っ子クロノス登場

では神々の王となったウラノスの続きです。ここから読んだ人はVol.4「大地の女神ガイアの誕生」に戻ると話が見えてきます。

ウラノスはガイアと交わった際、ガイアは最初に一つ目の巨人キュクロプスや50の頭と100の手を持つヘカトンケイルといった異形の神様を産みますが、その姿を嫌ったウラノスはキュクロプスとヘカトンケイル(どちらも複数)を奈落の神タルタロスが支配する世界へ幽閉してしまいます。

ちなみにこれには諸説あり、ウラノスはキュクロプスとヘカトンケイルをガイアの胎内に戻した、とか、この2族をタルタロスの奈落に落としたのはその後のタイタン12神の末っ子クロノスだとか、いろいろありますが、そこまで広げちゃうと分からなくなるので、とりあえずウラノスの愚行ということで話を進めていきますね。

ウラノスは忌み嫌った子供に懲りず、さらにガイアと交わります。 続きを読む ギリシャ神話!タイタン12神の末っ子クロノス登場

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