ホンダの第二期挑戦は日本企業のF-1参入を招く

ホンダがF-1に参戦する時は日本経済が上を剥く時期とシンクロしています。

とくに第二期は象徴的でした。

ホンダのF-1復帰、バブル景気で勢いに乗るフジテレビが全戦放送、そしてホンダと太いパイプを持っていたレーサー、中嶋悟氏が日本人として初のF-1参戦とまさにバブル景気による相乗効果がシンクロして、それまで一部のレースファンしか興味を示さなかったF-1が国民的興味まで昇華しました。

ちなみにこの時、レース実況をしていたのは古舘伊知郎氏。

F-1にプロレス的感覚を取り入れた実況も盛り上げた要因のひとつでしょう。 続きを読む ホンダの第二期挑戦は日本企業のF-1参入を招く

日本経済とシンクロするホンダF-1の挑戦

1964年から1968年までがホンダF-1の第一期。

第二期は1983年に始まります。

約15年のブランクですね。

F-1の世界で15年のブランクはほとんど浦島太郎状態、第一期の参加で役立つ技術は経験値しかありません。

そこでホンダはフォーミュラ2(現在はF3000)へエンジンを供給、そこで実力を試してからF-1にステップアップするという戦術を取ります。

・・・第二期ホンダF-1の話になるとこのコラムが終わってしまうので先を急ぎましょう。 続きを読む 日本経済とシンクロするホンダF-1の挑戦

2015年にホンダがF-1に復帰

2015年よりホンダが自動車レースの最高峰、フォーミュラ1に参加します。

F-1と表記した方が分かりやすいですね。

フォーミュラとは企画とか形式といった意味ですから、文字通りF-1はすべての自動車レースの中で頂点に立っています。

今回、ホンダはエンジンサプライヤーとして、つまりエンジンを特定のチームに供給する体制として参加します。

ホンダがF-1に参加するのは初めてではありません。

第一期は1964~1968年までの4年間、世界はまだまだ広く、日本の自動車レースは国内でトヨタとニッサンの2大メーカーが鎬を削っていた時代です。 続きを読む 2015年にホンダがF-1に復帰

紅白歌合戦に見るアイドルの再来

歴史は繰り返されるのではなくスパイラルして進んでいく、と言います。

物理的法則として過去を再現することはできませんが、過去と同じこと、類似すること、過去を加工して再現することは可能です。

それがスパイラルですね。

たとえば2014年大晦日に放送された恒例のNHK紅白歌合戦。

なぜ赤組の大トリが松田聖子なのか?

なぜ企画コーナーで中森明菜とサザンオールスターズなのか?

とくに中森明菜って誰?的な感想を持つのが今の人たちでしょう? 続きを読む 紅白歌合戦に見るアイドルの再来

逆風を耐え抜いたバブル入社組

もちろん、バブル景気の時、すべての学生が新卒採用で海外旅行に行けたわけではないし、ボーナスの袋が直立したわけではありません。

就職人気上位30~50社の一流企業は当時、指定校制度があって新卒採用の大学が決められていたので、国立、または上位私立大学の新卒に限られていました。

しかもバブル景気崩壊後、当然のように起きる企業リストラクチャリングから一流企業に勤務していても経験不足から業績を伸ばせず関連会社への出向、最悪、人員整理の憂き目に合っている人や管理職の重圧から精神的疾患を抱える人もいます。

本当に人生、山あり谷あり、ですね。

逆に言うと、今、上司となっている企業で中核を担う人たちは入社後の逆風に耐え、実績を上げてきた人たちでもあるのです。 続きを読む 逆風を耐え抜いたバブル入社組

猫とツキと干支の性格

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