ストレスで深刻な症状が出た時は本格的な治療を

ここからはストレスを抱えているけれど、日常生活に支障をきたすほど深刻な状況ではない人を前提に記載していきます。

ストレスの種類には強烈なインパクトを持ち、蓄積型ではなく精神的に深いダメージを与えるタイプもあり、1度のストレスがパニック障害や社会不安障害を引き起こすこともあります。

現在、医療でもパニック障害や社会不安障害を即座に治療できる方法はなく、結局のところ、自分自身でストレスを取り除いていく、上手く付き合っていくのが最終的な改善策となりますが、ストレスの種類によっては近親者にも話せない悩みであることも多く、やはり医師との相談、助言が必要になります。 続きを読む ストレスで深刻な症状が出た時は本格的な治療を

これがストレスと上手く付き合うための十ヶ条!

前項まで、ストレスの仕組みについて解説しました。

ここまで記述すると、ストレスに悩む人でもある程度の解決策が見えてくるので、そろそろ十ヶ条を記述しましょう。

1.ストレスの仕組みを知る!

2.ストレスとストレッサー、プレッシャーの違いを理解する!

3.プレッシャーをストレスと混同するな!

4.ストレスの解消法は逃走か闘争か、この本能を利用する!

5.自分の抱えているストレスを理解する! 続きを読む これがストレスと上手く付き合うための十ヶ条!

プレッシャーが引き起こす身体的損傷

ストレス、それを引き起こすストレッサー、さらに行動体系を自分の意思で決定させるためのプレッシャーと3つの要素を整理すれば、ストレスとうまく付き合う方法、ストレスを解消するための方法の基本的原理が見えてきたことでしょう。

ただし、ここで混同しがちなのがストレスを重ねることによる心身の損傷と、プレッシャーと対峙せずに行動を後回しすることによる心身の損傷です。

前者の場合、直接的に心身へ影響が出ます。

もっとも分かりやすいところでは神経性胃炎と俗称される腹部の痛みですね。 続きを読む プレッシャーが引き起こす身体的損傷

プレッシャーとの非対峙は単なる逃走行為

前項で人間関係におけるストレスの一例をストレッサーに対する行動体系で解決方法のひとつを提示しました。

遡って、同じ方法を仕事例に当てはめてみましょう。

仕事の失敗は単なる状況で、上司やクライアントに怒られるというのがストレッサー、それに対する身体的反応を我慢することがストレス、そして次にまた失敗すれば怒られるというのがプレッシャーですね。

これをストレッサーに対する本能的行動、闘争か逃走に当てはめると、次の仕事を成功させるという行動は、次に失敗したらまた怒られる、失敗できないというプレッシャーがつねにつきまとうので闘争的行動になります。 続きを読む プレッシャーとの非対峙は単なる逃走行為

逃走も闘争もストレスに対する結果は同じ

前項で説明したプレッシャーとストレッサー、ストレスの違いを別の例で紹介しましょう。

今度は人間関係です。

知り合い仲間の1人が自分の陰口を言っていた、とか、些細なことから喧嘩になった、というのはよくある話ですが、コミュニティの中で喧嘩をすると、必ず誰かがどっちの味方をした、とか信用していたのに誰々が裏切った、だの、とかく精神的な疲労を引き起こすことがよくあります。

これを例に取ると、喧嘩をした、陰口を聞いた、というのがストレッサーであり、そこで起きた怒りという感情を押し殺す、我慢することがストレスであり、知り合いと会いたくない、あるいは仲直りしなければならない、というのがプレッシャーです。 続きを読む 逃走も闘争もストレスに対する結果は同じ

猫とツキと干支の性格

Copyrighted Image