レム睡眠中は筋肉が弛緩し、体動がまったくない状態になります。
以前、この状態はエネルギーの消費を抑えるために存在している、と考えられていました。
というのも爬虫類や両生類などにもレム睡眠が存在し、その間は人間と同じようにまったく無動となり、その間にエネルギー消費を抑え、生命力を高めていたことが理由です。
ただし爬虫類や両生類にはノンレム睡眠がありません。
これは捕獲動物が急に襲ってきた時でもすぐに対応できるように深い眠りを避け、浅い眠りのレム睡眠を続けることによっていつでも覚醒できる状態にしていることがその理由と言われています。 続きを読む レム睡眠を動物学見地から考える