厄年だからこそ逆境でも乗り切るパワーを身につける

厄年の厄とは、これまで記述してきたように一定期間で積もったストレスによって災厄の起こる可能性が高くなる年齢を示しています。

したがって、取り立てて厄年だからといって悪いことと頻繁に遭遇するというわけではなく、予防策としては日々、小さなストレスを溜め込まずに対処しておくことで厄年は無事、乗り切ることができるわけですね。

突発的な不慮の事故は厄年だけに起こることではないので、これは避けられない現象といえるでしょう。

ただし、不慮の事故の中にも自分の注意力散漫によって不幸を受けてしまうこともあります。 続きを読む 厄年だからこそ逆境でも乗り切るパワーを身につける

真言密教で厄祓いをお願いするなら弘法大師

厄祓いの神様やご本尊、他にもいろいろありますが、とりあえず最後を飾るのは真言密教の開祖、弘法大師こと空海です。

真言宗の総本山である高野山には奥の院があり、そこに入定(にゅうじょう:生死の境を超えて弥勒出世の時まで衆生救済を目的とし、即身仏となること。

真言宗の究極的修行)した弘法大師は今なお、禅定(禅定:仏教で心が動揺しなくなった一定の状態のこと)にあると信じられており、維那(ゆいな)と呼ばれる仕侍僧が衣服と二時の食事を給しています。

空海は僧でありながら数々の伝説を残していることでも知られています。 続きを読む 真言密教で厄祓いをお願いするなら弘法大師

慈愛あふれる救世大士の観音菩薩

日本神話の大国主命に並ぶほど慈悲にあふれる仏教の尊格といえば観音菩薩(かんのんぼさつ)でしょう。

観音菩薩は梵名のアヴァローキテーシュヴァラを意訳した命名で、アヴァ(あまねく)+ローキテー(見る、見た)+シュヴァラ(自在者)という意味があります。

つまり知慧を持って世の中を観て、衆生すべてに畏れる気持ちをなくす心を施し、世を救済するという大変、温かい慈悲を持った救世大士なのです。

その存在は中国仏教よりも古く、インドでは仏教遺跡にその姿が残されています。 続きを読む 慈愛あふれる救世大士の観音菩薩

厄祓いを優しく済ませたい人は大国主命を祀る神社へ

素盞鳴尊や不動明王といった過激な厄祓いではなく、もう少しソフトな神様、ご本尊にお願いしたい、という人もいるでしょう。

では、その代表的な神様から紹介しますね。

ソフトタッチの厄祓いをお願いするなら、やはり大国主命(オオクニヌシノミコト)が最適です。

大国主命のエピソードで有名なのが「因幡の白兎」でしょう。

大国主命がまだ大己貴命(オオナムジノカミ)と呼ばれていた頃の話です。 続きを読む 厄祓いを優しく済ませたい人は大国主命を祀る神社へ

シヴァ神も踏み潰す強力なパワーを持つ不動明王

仏教において、素盞鳴尊と対抗できる荒ぶるご本尊といえば、不動明王をおいて他にありません。

なにしろ密教の中でも力技を駆使して教えを説く教令輪身(きょうりょうりんじん)の化身でもあるので、その姿はまさに異様、髪は逆立ち、表情は憤怒、法衣は片袖を破って結び、背中には迦楼羅焔(かるらえん)の炎が燃え盛っています。

さらに両手には悪を縛り上げ、煩悩に抜け出せない人々を縛り上げる羂索(けんさく)と魔を退散させ、人々の煩悩や因縁を断ち切る降魔の三鈷剣を持つという出で立ち。

不動明王のエピソードとして有名なのが、仏陀に対抗意識を燃やす大自在天(ヒンドゥー教のシヴァ神)を召喚する時の話。 続きを読む シヴァ神も踏み潰す強力なパワーを持つ不動明王

猫とツキと干支の性格

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