「アリとキリギリス」や「ウサギとカメ」などの寓話は小学校の教科書でお馴染みのイソップ童話に収まっています。
子供でも、というより子供のうちに寓話の教訓を覚えさせようということで童話となっていますが、これ、じつは古代ギリシャ時代にアイソーポスという奴隷が地方に伝わるいろいろな寓話をまとめて民衆に話していたことが原典。
古代ギリシャで神話を説く吟遊詩人と同じスタイルだったわけですね。 続きを読む キリスト教道徳観を教訓としたイソップ寓話!大人が読む寓話の教訓
「アリとキリギリス」や「ウサギとカメ」などの寓話は小学校の教科書でお馴染みのイソップ童話に収まっています。
子供でも、というより子供のうちに寓話の教訓を覚えさせようということで童話となっていますが、これ、じつは古代ギリシャ時代にアイソーポスという奴隷が地方に伝わるいろいろな寓話をまとめて民衆に話していたことが原典。
古代ギリシャで神話を説く吟遊詩人と同じスタイルだったわけですね。 続きを読む キリスト教道徳観を教訓としたイソップ寓話!大人が読む寓話の教訓
絶対にカメを追い越す事ができないウサギ、ゼノンのパラドックスが生まれたのかというと、ピタゴラス派の数と無限、一性と多性の考え方に対して批判を込め、背反理論として提示したからです。
寓話がテーマなので、もうちょっと簡単に言うと「数を定義として無限を設定すると前提に誤りが潜んでいることに気がつかなければ非現実的な結果であっても正しいと受け入れなければならなくなる」と主張しているわけですね。
先ほどのウサギがカメに追いつけない話、実際はウサギではなくギリシャ神話のアキレスですが、これの元になったのが二分法です。 続きを読む ゼノンのパラドックス!大人が読む寓話の教訓
イソップ物語でもリーマスじいやの話でもカメに負けてしまうウサギですが、数学的にもカメに負けてしまうことを立証したのが古代ギリシャ人のゼノンです。
ゼノンの数学的立証は、ウサギが時速100km、カメが時速50kmという前提で計算が行われます。
この数値であればウサギは確実にカメに勝てるので、ウサギはゴール前で寝るのではなく、スタートの段階で寝てしまいます。
その寝ている段階でカメはすでにウサギを1km引き離してしまいました。 続きを読む 絶対にカメを追い越せないウサギ!大人が読む寓話の教訓
イソップ物語の「ウサギとカメ」の寓話、多くの改変があります。
有名なのは「リーマスじいやの話」という童話集に出てくる「ウサギどんにあいてがあらわれた話」ですね。
ウサギとカメが競争するという点、ウサギが高慢ちきで生意気で自信満々な点は同じですが、競技性が高まっており、きちんとハゲタカが審判員になっています。
またカメは足の速いウサギに対してハンディキャップを申請、ウサギの走る道ではなく茂みの中を進むことを主張します。 続きを読む カメはいかにして高慢ちきなウサギに勝つことができたか?!大人が読む寓話の教訓
もうひとつ、イソップ物語から誰もが知っている寓話、「ウサギとカメ」を例に上げましょう。
いつもウサギに足が遅いとバカにされていたカメはとうとう怒り心頭に達し、ウサギに山の麓まで競争を挑みます。
当然、その勝負を受けるウサギ、いざ競争が始まればカメを残して山の麓まで一気に到達、カメが見えないのをいいことにゴール前、余裕綽々で待っていればやがて睡魔に襲われ、眠ってしまいます。
しばらくして目を覚ましたウサギがそこに見た光景は、自分が寝ている間に遅い足でウサギを追い越し、そしてゴールして喜んでいるカメの姿でした、というお話。 続きを読む ウサギとカメの教訓!大人が読む寓話の教訓