婚姻率のバランスは都市部に集中

男性の方が結婚を諦めているという例を如実に表わしているのが、国立社会保障・人口問題研究所が発表した生涯未婚率の年次推移です。

生涯未婚率というのは45~49歳と50~54歳未婚率の平均値であり、50歳時の未婚率と定義されています。

同じく1980年を基準にしてみると、女性は4.45%、男性の方が下回っており、2.26%でした。

ところが男性はこの80年を境に、一気に急上昇します。

2000年には10%を超え、2010年には20.14%に達しています。

これに比べて女性の上昇率は緩やかですが、それでも2010年には10.61%。

男性の生涯未婚率に関しては、地方都市の過疎化という深刻な問題が含まれています。

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厚生労働省の都道府県別婚姻率2010年度を見ると、ダントツなのが東京で指数7.1、続いて多いのが沖縄の6.4、愛知の6.2、逝か、神奈川、大阪、福岡と続き、全国平均は5.5ですが、これを上回っているのは前記以外では千葉、埼玉だけ。

もっとも低い秋田は4.0、続いて岩手、青森が4.3で並び、山形、高知が4.4となっています。

これは都道府県別に算出されていますが、さらに細かく市町村に分けて統計を出せば、婚姻率が都市部に集中していることはより明確になるでしょう。

TVで地方を舞台にしたお見合いパーティが視聴率を高めるのも無理のない話です。

地方における婚姻率の低さには、やはり家長制度や経済基盤の問題があって、単純に恋愛だとかマニュアルだとか、素直になれば自然とくっつくことができる、などと悠長なことを言っていられる状態ではありません。

地方の過疎化を避けるためにも、行政こそ婚活をするべきなのです。

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