コアなファン層に支えられて!アニメ名言集

「いやあ、ブルースハープはいいねえ!」

「あんた、ジャズファンじゃなかったっけ?」

「バカ言え。俺はおふくろのミルク飲むにもワーブリング効かしてたもんさ」

「…そりゃ随分と気の効いたガキだな」

サンライズ制作の『カウボーイビバップ』第6話『悪魔を憐れむ歌』の冒頭で、主人公のスパイクと相棒のジェットの会話です。

ちなみにブルースハープはブルース専用のハーモニカのことで、ワーブリングとはブルースハープを小刻みに左右に動かし、音を震わせることですね。

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どうです、冒頭の捨てカットでさえ、この洒落たセンス!

…確かに渋すぎる、という声が聞こえてきそうですね。

本来、アニメは子供、そしてジュブナイルではヤングアダルトが主人公でなければヒットしないのに、いきなり20歳代後半と40歳代前半、そしてヒロインは博打好きの擦れっ枯らしという設定では、子供は見ないし偏見のある大人はアニメを見ない、さらに音楽は8ビート一辺倒ではなくブルースにジャズとあっては、ヒットしないのも当然といえるでしょう。

しかし、この冒頭のセリフに代表されるように、全編、大人の男同士、そして男と女の会話が国内映画で見られないようなセンスに溢れ、第一級のハードボイルド作品に仕上がっています。

訴求のバンドは明らかに狭いのですが、そのバンド内にいる男や女にセンスは確実に届きました。

かくして、『カウボーイビバップ』は多くのファンがいるわけではありませんが、一部の熱狂的なファンが静かに、けれど力強く支えている名作となりました。

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