徳川相手に皮肉をたっぷり込めた直江状

徳川家康が会津征伐を決めた原因にもなった直江状、その内容の続きです。

家康の外交僧、西笑承兌(せいしょうじょうたい)の書簡を要約すると以下のことが書かれていました。

◯会津で武器を集め、城や橋を作るのはよくないこと

◯近国の堀監物(堀秀治のこと)が再三、謀反の報告をしているので、謝罪がなければ釈明が認められないので注意せよ

◯前田利長も謀反を疑われたが家康公の道理が通った思し召しで疑いが晴れた、これを教訓とせよ

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◯とにかく景勝の上洛が遅れていることが謀反を疑われている最大の原因なのだから、すぐに上洛しないと会津の存亡、上杉家の興亡に関わる

これに対する直江兼続の返信です。

◯上方の武士は人たらしの茶器を集めるそうだが田舎節は鉄砲や弓矢の仕度をするのがお国柄、そんなことを気にするとは天下人らしくない

◯堀監物はとんでもない「うつけ者」、彼が忠義者なのか奸臣なのかよく見極めた方がいいだろう

◯前田利長のことは家康様の思う通りになった、家康様のご威光が強いということですね

◯しょっちゅう上洛していては政務をいつ執ったらいいのか

もちろん、返信はすべて敬語で書かれていますが、皮肉たっぷりです。

赤子の物言いと同じで話にならない、とまで書いているのだから徳川家康が激怒するのも無理ないでしょう。

直江状の書き方、学んでおけばビジネスに役立つこと間違いありません。

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