ホテル・カリフォルニアに込められた寓意①!大人が読む寓話の教訓

2015年はベトナム戦争終結からちょうど30年目に当たります。

1975年当時、それまで西側諸国の資本主義社会こそ世界の中心であり、共産主義は人類を滅ぼすと信じていたアメリカはアジアの片隅の小さなベトナムに敗戦(もちろんアメリカは敗戦とは言わず撤退と言っています)、長く続いた東西冷戦とベトナム従軍は社会に価値観の崩壊を招き、1970年代にはディストピア世界観の蔓延と新たな寓話が至る分野で生まれました。

ロックバンド、イーグルスが作曲した「ホテル・カリフォルニア」はベトナム戦争後の1976年に制作されました。

ドン・フェルダーのイントロとラストのギターソロ、ホテル・カリフォルニアのリフレインに陶酔しやすい曲ですが、なんといっても秀逸なのはドン・ヘンリーの歌詞です。

全体的な歌詞の内容は、夜中に砂漠の道を飛ばしていると不夜城のようなホテルが表れ、疲れたのでホテルで休むと居心地がいいのでつい、長居してしまったけれど、そのホテルの宿泊客たちの享楽主義に嫌気が差し、ホテルを出ていこうとするとホテルのボーイから、このホテルはいつでも誰でも入ることができるけれど、誰一人、出ていくことができない。と告げられる…。

SFチック、伝奇譚的な物語ですが、このままでは寓意がどこにあるか分からないので、それを次項で説明しましょう。

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