ドーパミンは行動すべてに関わる神経伝達物質

緊張、すなわちアドレナリン分泌状態に陥った時、アドレナリンの持つ特性である逃走的本能を減少させることで、その状況を効果的に運ぶことできます。

その減少方法は各々で見つけるしかありませんが、方法を見つける効果的なトレーニングはあります。

それはドーパミンの分泌を盛んにすること。

ドーパミンを盛んにするとアドレナリンも分泌されてしまうのでは?と疑問を持たれた人は、このコラムをきちんと読まれている人ですね。

確かにドーパミンは脳内の神経細胞(ニューロン)によって生成されるノルアドレナリン、アドレナリンの前駆体です。

しかし、アドレナリンに変化するのは身体的、精神的な生命維持が必要と感じた時に発動される指令によるもので、ドーパミンは日常的に分泌されている神経伝達物質なのです。

このドーパミンという神経伝達物質、分泌量が増えると「快楽」的気分になる、と思っている人が多いのですが、これ、間違いではありませんがドーパミンはそれだけのために存在しているのではありません。

「快楽」的気分になるのはドーパミンが報酬系の神経系統の役割を持っているためにこのことだけが取り上げられるケースが目立ちますが、これはドーパミンの役割の1部。

ドーパミンは人間の行動に深く関わっている神経伝達物質なのです。

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