宝くじ当選者で全財産を失う確率

『ツキ』でもっとも分かりやすいのはお金。

たいした労力を払わずに大金が転がり込んできた人を「ツイている」とよく呼びます。

例えば宝くじ。

毎週買い続けていても当たらず、たまに買った人が一等賞金を当てる、というのはよくある話で、それを見る度に「あー、なんて自分はツイていないんだろう」と思い、身近に大金を当てた人がいたならば「なんてツイているの!」と思うでしょう。

では、2014年にイギリスの宝くじ協会が発表したデータをご紹介しましょう。

まず、当選者の44%が全財産を失う、です。

1億円以上の高額賞金を手にした人の約44%は5年以内に宝くじの賞金どころか前財産を失って、宝くじを購入する以前よりも貧困の生活を送っています。

次に、55%が「以前よりハッピーになったとは思えない」と回答し、「65%が以前よりお金の心配が増えた」と回答していることです。

高額の宝くじに当たったことがないので実感はできませんが、やはりいきなり大金が転がり込めば、盗難の心配だとか、預けた銀行が倒産したらどうしよう、とか、詐欺に合ったらどうしよう、とか、つい周囲に対して疑心暗鬼になり、毎日の生活がギスギスしたものになるのは想像がつきます(なんとなく、ですけれど)。

関連記事(一部広告含む):