素直な歌い方が印象的だった「大きなたまねぎの下で」

爆風スランプというと、最初の印象は破壊王。テレビ番組で大暴れしながら歌っている、という印象が強いバンドでした。でも、この歌で、心にずんとくる歌を、こんな風に歌えるバンドだったんだと、サンプラザ中野さんが大好きになったのです。

無理だ!ワニの腕立て伏せ!出来るもんならやってみな!

走る走る俺たち 流れるあせもそのままに

こういうアップテンポの歌から、いきなり、

「ペンフレンドの 二人の恋は つのるほどに 悲しくなるのが宿命」

この歌は、ペンフレンド・・今ではあまりないことかもしれないけれど、知らない相手と、お手紙、文通する、というのが、結構流行っていた頃がありました。その相手のことを、ペンフレンド、といいます。

このペンフレンドとやっと会う約束をして、貯金箱を壊し、チケットを買って送り、やっとやっと、「大きなタマネギの下」で逢える日がきた。でも、ペンフレンドは来ない、他の人はコンサートが始まるアナウンスの声で、一斉に会場に入っていく、でも、ペンフレンドを待つ僕だけが残り、結局最後まで、来なかった、という切ない思い出を歌ったものです。

この大きなタマネギの下で、の「大きなタマネギの下」というのは、実は、東京の日本武道館の屋根に乗っている擬宝珠(きぼし)なのですよ。つまり、武道館のコンサートに、ペンフレンドを誘って、初めて逢えることにどきどき、わくわくしていたのに、こなかった、という歌なのですよね。

今で言うと、メル友に初めて逢うとき、という感じでしょうか。でも、昔は現代のように、犯罪が少なかったから、こういうキレイな思い出があるのでしょうね。今は、全く知らない人に逢うなんて、怖くて出来ません。

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