海外に慣れていなかった日本人の恥ずかしい話

話はちょっと脇道に逸れて。

最近、中国人旅行客のマナーの悪さがネット上を賑わせています。

若い人がそれらの事件に対して嘲笑するのは個人の勝手ですが、じつは日本人もバブル景気で海外に多く旅行者が出かけた時は、他の意味で随分と恥ずかしいことをしてきたのです。

当時の日本、まだまだ海外旅行に慣れていないけれどオカネだけはたくさん持っています。

今の中国人旅行者と同じですね。

でも1人や友達とプランニングして行くことはできませんから、旅行会社に一任してツアーで行くところまで同じ。

飛行機の中だろうとホテルであろうと、ツアーで行っている限りは日本国内です。

団体旅行者たちが飛行機の中で酒を飲み過ぎて酔っ払う、外国のホテルでバスローブにスリッパのままロビーには出る、チップを置かない、ホテルやレストランの備品やナイフ、フォークを持ち帰るなんてことは日常茶飯事だったのです。

それから若い女の子がジーンズにTシャツ姿のままでヨーロッパ高級ブランド店に出入り、年不相応に買い物をしたかと思えば散々、試着した挙句に気に入らないから、と言って何も買わずに出てきたり。

とにかく枚挙に暇がありません。

バブル景気によって日本人が一気に海外へ出かけた頃、日本人は海外でバカにされていたのです。

そういう苦い経験を持つ世代は、今の中国人旅行者を嗤うことなんてできませんよね。

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