国内に目を移すと、中古車市場は今、活況を見せています。
なにしろ車の台数と車種は豊富、しかも次々と在庫が増えていく状況なのですから。
中古車といえば新車ディーラーが下取り車を業者專門の市場に出し、それを中古車販売店が購入、店頭に並べるというのが80年代までのシステムでしたが、90年代に入って中古車が急増すると、下取り車を業者が購入するだけでなく、中古車販売店が中古車所有者から直接、買取るという業態が生まれました。 続きを読む 大きく変わった中古車市場!失敗しない中古車の選び方
国内に目を移すと、中古車市場は今、活況を見せています。
なにしろ車の台数と車種は豊富、しかも次々と在庫が増えていく状況なのですから。
中古車といえば新車ディーラーが下取り車を業者專門の市場に出し、それを中古車販売店が購入、店頭に並べるというのが80年代までのシステムでしたが、90年代に入って中古車が急増すると、下取り車を業者が購入するだけでなく、中古車販売店が中古車所有者から直接、買取るという業態が生まれました。 続きを読む 大きく変わった中古車市場!失敗しない中古車の選び方
中古車販売店が在庫とする中古車を購入する手段は大きく分けると2つあります。
1つは直接、中古車所有者から買取り、自社で販売する方法。
もう1つは業者專門のオートオークションから購入する方法です。
所有者からの買取りはネットから行うのが一般的で、査定を行うポータルサイト、一括査定のサイトに登録、あるいは自社ネットに査定フォームを設け、査定依頼した人のところへ実際に出張査定を行って購入します。 続きを読む 中古車の品質を上げたオートオークション!失敗しない中古車の選び方
では、そろそろ実際に中古車を購入する際の注意点に話を移しましょう。
どのような中古車のタイプを買う場合でも、できれば避けたいのが事故車です。
すべての事故車が劣悪ということではありませんが、事故の状況によっては修理をしてあっても元通りにならず、走行に影響が出たり、購入後に修理箇所がいろいろ出てきたり、と高い買い物になるばかりか安全面でも危惧しなければなりません。 続きを読む できれば購入を避けたい事故車!失敗しない中古車の選び方
公正取引委員会や日本自動車査定協会で定めている事故車は修復歴ありと義務付けられている車は基本骨格の修理・交換をしたものと定義されています。
基本骨格とはモノコックとフレームのことですね。
現在の車はキャビン部を保護するモノコック構造になっており、床面をフレームと呼びます。
このモノコック構造は衝撃を受けた時、キャビン部への衝撃をできるだけ軽減して他へ逃す複雑な構造になっています。 続きを読む モノコックを修理・交換すれば「修復歴あり」!失敗しない中古車の選び方
車の構造はモノコックと呼ばれる一体型の基本骨格に走行装備(エンジンやサスペンション、トランスミッションなど)、室内装備(カーペットやシート、ルーフトリムなど)、外装(フェンダーやドア、バンパー)などを取り付けて完成します。
したがってモノコック構造は車の性能を決める重要な役割をしており、各メーカーともモノコック構造はもっとも重要な開発ポイントとなっています。
世界各国で行われている安全性能を確かめるためのクラッシュテストも、このモノコック構造があらゆる衝突パターンにおいて、どのようにキャビン部を保護するか調査しているわけです。 続きを読む モノコック構造は車の基本骨格!失敗しない中古車の選び方
基本骨格を修理・交換した修復歴ありの車を見分けるもっとも初歩的な方法は外観をよく見ることです。
どことははっきり分からないけれど歪(いびつ)なイメージを少しでも感じたら、ボディ全体をしっかりと観察してください。
たとえばボンネットとフェンダーの隙間が均一ではない、ドアを閉めた時にドアがほんの少しだけ下がっている、トランクとボディの隙間間隔が左右違っている、などと細かいところに車本来の姿とは違った違和感を覚えるはずです。 続きを読む 修復歴ありの車はボルトの山を確かめる!失敗しない中古車の選び方
修復歴ありの中古車でもっとも怖いのはフロント回りの修理・交換をした車ですが。修復歴ありは必ずしもフロントだけというわけではなく、サイドやリアの基本骨格を修理・交換しても当然、事故車となります。
分かりやすいのは後ろから追突、あるいは自損事故で後方に衝撃を与えた車。
基本骨格ではトランクフロアと呼ばれる部分を修理・交換した場合です。 続きを読む シーリング剤の新旧をチェックする!失敗しない中古車の選び方
修復歴のある中古車をチェックするのは素人でも意外とできることですが、事故車は基本骨格を修理・交換した車ばかりではありません。
外観上、なんの問題も見られない事故車もあります。
その1つが冠水車。
水没した車ですね。
外観上、まったく他の車と変わりないのは清掃作業が済んでいるからです。 続きを読む 冠水車の修理は新車並の費用!失敗しない中古車の選び方
外観上、まったく問題のない事故車のなかに冠水車がありますが、これはなかなか素人の判断がつきにくい状態ですね。
水没の度合いにもよりますが、運が良ければエンジンがかかることもあります。
またエンジンオイルやミッションオイル等の交換だけでエンジンがかかることがあり、そういった車が市場に流れてくるわけです。
しかし、いつ故障が発生するか販売業者側も分からないため、クレーム処理のリスクを考えて格安で販売、リスク回避を行っているのです。 続きを読む 匂いで判断できる冠水車!失敗しない中古車の選び方
事故車のなかで、修復歴ありと冠水車の次に警戒したいのが塩害車です。
塩害車とは文字通り、塩の被害に遭った車ですね。
海辺の近くに駐車している車、沿岸部をよく走行する車に見られる被害で、潮風に含まれる塩分が車の鉄部分を侵食、サビを発生させてしまいます。
車の塗装は基本的にすべて錆止めがされています。 続きを読む 塩害車は見えないところのサビに注意する!失敗しない中古車の選び方
滅多に市場へ出回ることはありませんが、鉄粉被害車と雹(ひょう)害車も事故車扱いになるので一応、覚えておいた方がいいでしょう。
車を掃除していると、時々、ボンネットに黒い小さな粘り気のある塊がくっついていることがありますね。
また白や銀のアルミホイールの掃除を怠ると煤のように黒い汚れがこびりついてしまうことがあります。
この小さな黒い塊やアルミホイールの汚れが鉄粉です。 続きを読む 他にもある事故車扱い!失敗しない中古車の選び方
すべての車には車体番号が与えられています。
その車の固有の番号で、本来、同じ番号の車はありません。
日本人の戸籍、アメリカ人の社会保障番号みたいなものですね。
車種によって貼ってある位置は異なりますが、車のどこかに必ず車体番号が記入してあるプレートがあり、車検証には車体番号が記入されているので、この2つが一致して初めて車検証の記載が車体の情報であることが確認されるわけですね。 続きを読む 車体番号と職権打刻!失敗しない中古車の選び方