前項まで、ストレスの仕組みについて解説しました。
ここまで記述すると、ストレスに悩む人でもある程度の解決策が見えてくるので、そろそろ十ヶ条を記述しましょう。
1.ストレスの仕組みを知る!
2.ストレスとストレッサー、プレッシャーの違いを理解する!
3.プレッシャーをストレスと混同するな!
4.ストレスの解消法は逃走か闘争か、この本能を利用する!
前項まで、ストレスの仕組みについて解説しました。
ここまで記述すると、ストレスに悩む人でもある程度の解決策が見えてくるので、そろそろ十ヶ条を記述しましょう。
1.ストレスの仕組みを知る!
2.ストレスとストレッサー、プレッシャーの違いを理解する!
3.プレッシャーをストレスと混同するな!
4.ストレスの解消法は逃走か闘争か、この本能を利用する!
ストレス、それを引き起こすストレッサー、さらに行動体系を自分の意思で決定させるためのプレッシャーと3つの要素を整理すれば、ストレスとうまく付き合う方法、ストレスを解消するための方法の基本的原理が見えてきたことでしょう。
ただし、ここで混同しがちなのがストレスを重ねることによる心身の損傷と、プレッシャーと対峙せずに行動を後回しすることによる心身の損傷です。
前者の場合、直接的に心身へ影響が出ます。
もっとも分かりやすいところでは神経性胃炎と俗称される腹部の痛みですね。 続きを読む プレッシャーが引き起こす身体的損傷
前項で人間関係におけるストレスの一例をストレッサーに対する行動体系で解決方法のひとつを提示しました。
遡って、同じ方法を仕事例に当てはめてみましょう。
仕事の失敗は単なる状況で、上司やクライアントに怒られるというのがストレッサー、それに対する身体的反応を我慢することがストレス、そして次にまた失敗すれば怒られるというのがプレッシャーですね。
これをストレッサーに対する本能的行動、闘争か逃走に当てはめると、次の仕事を成功させるという行動は、次に失敗したらまた怒られる、失敗できないというプレッシャーがつねにつきまとうので闘争的行動になります。 続きを読む プレッシャーとの非対峙は単なる逃走行為
前項で説明したプレッシャーとストレッサー、ストレスの違いを別の例で紹介しましょう。
今度は人間関係です。
知り合い仲間の1人が自分の陰口を言っていた、とか、些細なことから喧嘩になった、というのはよくある話ですが、コミュニティの中で喧嘩をすると、必ず誰かがどっちの味方をした、とか信用していたのに誰々が裏切った、だの、とかく精神的な疲労を引き起こすことがよくあります。
これを例に取ると、喧嘩をした、陰口を聞いた、というのがストレッサーであり、そこで起きた怒りという感情を押し殺す、我慢することがストレスであり、知り合いと会いたくない、あるいは仲直りしなければならない、というのがプレッシャーです。 続きを読む 逃走も闘争もストレスに対する結果は同じ
いかにストレスを解消するか、という最終的な命題の前に、ストレスに関する語句の整理を行いましょう。
仕事で失敗し、上司やクライアントに怒られたという事例を例に取ります。
ここでストレスとなるのは、上司やクライアントに怒られたことによって発生した怒りや怯えを我慢する、というのがストレスです。
怒られた、という状況はストレスの要因、つまりストレッサーですね。
ストレッサーがあるから、次に怒られないように仕事をしよう、あるいはまた怒られるかもしれない、という感情を持つことがストレス、と思っている人もいますが、これはストレスでもストレッサーでもなく、精神的重圧、つまりプレッシャーです。 続きを読む ストレッサーとストレス、プレッシャーの違い