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北欧神話!パルドルに向けられた恨み

3人の子供たちに対する最高神オーディンや他の神々たちの仕打ちによって、ロキは神々と対抗する悪神へと変わっていきます。

ロキの恨みの標的は最高神オーディンとその妻、女神フリッグの間に生まれた光の神、パルドルに向けられます。

自分の味わった苦しみと同じ苦しみを最高神オーディンに与えると画策したわけですね。

その企みを予感したのか、パルドルは自分が誰かに殺されるという悪夢を見ます。

その話をパルドルから聞いた最高神オーディンや女神フリッグは慌てて対策を取ります。

なにしろパルドル、オーディンとフリッグにとって目に入れても痛くないほどの可愛い長兄、しかもアースガルドの人気者とあっては死なせるわけにいきません。

母親であるフリッグは9つの世界に存在する4大元素から作られたもの(土・火・水・空気ですね)あらゆるすべてがパルドルを傷つけないように誓いを立てさせます。

その証を見せるかのように、パルドルは他の神々に弓を射たせ、刀で切りつけさせますが身体にキズひとつ負うことはありませんでした。

これを見ていたロキ、そっと女神の姿に化けて母親フリッグの元に近寄ります。

「本当に万物に誓いを立てさせたのですか?」と訊ねるロキ。

「いいえ、ヤドリギだけは誓いを立てさせてないのよ、ヤドリギはまだ若すぎたから」と迂闊にも答えてしまう母親、フリッグ。

それを聞いたロキは…。

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