自分専用の試作(思索)の部屋!アイデアを形にする

ハイネック型マフラーを発案した翌日には、もう試作を試みていた。しかし、ちょうどよい布地のものが見つからず、思いきって厚めの防寒靴下を切って、それで作ることにした。偶然にも靴下の湾曲部分が、ちょうどハイネックの肩部分の湾曲に適合し、しかも2足あったので、それを縫い付けることで、イメージ通りの形とすることができた。マジックテープも購入し、オス型とメス型それぞれを、首にあたる両端部分に縫い合わせた。それを前から首に掛けるようにして、後ろで繋ぎ留められるようにしたのだ。連結した後、胸元の布地部分はシャツの中に入れるわけだ。

翌々日には試作2号、3号も作った。それらは実際のハイネックセーターを切って作ったりもした。寒い日には、それを首につけて外へ出掛けた。他人からは予想通り、普通のハイネックセーターだと思われていた。そこで、屋内に入った際に、それをここぞとばかりに瞬間に取ってみせた。 続きを読む 自分専用の試作(思索)の部屋!アイデアを形にする

はじめての本格的な発明体験!アイデアを形にする

何か特殊な用途にしか使われなかったり、一部の人の気しか引かないような、マニアックなものよりかは、もっと大衆に受けそうな、それでいて製作コストもそれほど掛からないような、そんな小物発明を手がけてみたい、と強く思うようになった。それが、いまから4年ほど前の、1996年(平成8年)2月頃のことであった。

そんなある日のこと、パソコン好きの友人から、インターネットやパソコンの見本市に誘われ、とりあえず、幕張メッセの会場で待ち合わせを約束した。 約束の日・2月24日は、2月の中でも、かなり寒い日であった。 続きを読む はじめての本格的な発明体験!アイデアを形にする

アイデアが熟すためにも試作は重要なステップ!アイデアを形にする

たまたま、友人のなかにも同じように、治療院の先生からいろいろと試作を頼まれてきたという者がいる。その友人に治療器具の試作を頼んでいたM先生は、実は東洋医学の世界では大変に有名な人(既に他界)だった。しかも、友人の試作による、その治療器具は、いまでも治療家の世界では、画期的なアイデアとしてよく話題になるものだ(それが何かはあえて伏せておく)。

手先の器用なその友人は、やはり自らもいろいろな治療器具をつくり、それらをアピールするようになった。とくに、弱電分野に強かったので、電子部品を使った治療具を作ることが多かった。市販されている健康器具などを分解する機会があると、さっそく中を開いて、次に作るもののヒントにしたりもした。 続きを読む アイデアが熟すためにも試作は重要なステップ!アイデアを形にする

治療院専門の便利屋!アイデアを形にする

実は、私は治療院のスタッフでもあった。人間の医学とか、健康とか、また治療にも興味があったので、ある時期には、いろいろな治療家の先生のところで働いたりもしたのだ。先ほど述べた、N治療院でも整体治療の助手をさせていただいていた。

ところで、治療院には多くの治療器具があるものだが、毎回大勢の患者さんによって使われているうちに、だんだん傷んでくる。電気治療具なども断線したり、部品が磨耗したりと、どこか不良箇所が出てくるものである。それを見つけて一回でも、直したりすると、「そんなに器用なら、これも直せないか」といろいろなものを持ってこられる。 続きを読む 治療院専門の便利屋!アイデアを形にする

治療家は創意工夫が命!アイデアを形にする

お灸の器具を工夫して使っている院長先生の話が出たので、こんどはユニークな鍼治療を行っている院長先生の話もしてみよう。

横浜のO治療院の院長は、それこそ「創意工夫」という言葉が好きで、ユニークな治療器具をこれまでにも幾つか発明してきた。たとえば、耳を掃除する綿棒が取りつけられるモーター内蔵の器具(この器具に綿棒をはめたうえで、綿先の部分を耳に入れて回転させるのだという)や、石鹸を入れるプラスチックケースにタワシが付いているもの(これで体を洗えば、石鹸と一体になっているので便利ということ)などだ。 続きを読む 治療家は創意工夫が命!アイデアを形にする

猫とツキと干支の性格

Copyrighted Image