北欧神話、一応は「エッダ」によって体系づけられていますが、なにせ13世紀に入ってのこと。
しかも「エッダ」は当初、詩を散文にした教則本であったことから北欧神話の体系というよりも詩に重点が置かれていたので、きちんとした体系はさほど考慮されていません。
しかも口語伝承する北ゲルマン系の語り部は姿を消し、韻文のエッダ詩しか残されていないのですから、矛盾は至るところにあります。
つまりミッシングリングが体系の中にいくつも存在しているわけですね。
古代の北ゲルマン民族は古代ギリシャ人のように洗練されていたわけではないので、その点でも最初からギリシャ神話の体系を目的にしたヘシオドスの「テオゴニア(神統記)」と詩の教則本だった「エッダ」とは体系としては比べる方が間違いというものでしょう。 続きを読む 北欧神話のミッシングリング