北欧神話!神々たちの復讐

長兄パルドルに続き、盲目の弟ヘズも失った(というか、最高神オーディンはヘズを許さず、妻の女神フリッグではなく他の女神リンドを孕ませてヴァーリという腹違いの弟を作り、そのヴァーリにヘズを殺させたのですが)最高神オーディンはロキに、とても最高神とは思えない復讐を行います。

まずロキを捕らえて洞窟に幽閉するとロキの(普通の息子)ナリを連れてきます。ロキの目の前でもう一人の弟、ナルヴィ(「スノッリのエッダ」ではヴァーリという突然に登場してきた弟になっていますが)を狼に変えると、狼は兄、ナリを真っ二つに切り裂き、神々はナリの腸を使ってロキを石に縛りつけちゃうんですね。

もう、目を覆いたくなるほどの残酷さ。

自分の息子を殺され、しかもその腸で縛りつけられるロキの心情、計り知れないものがあります。 続きを読む 北欧神話!神々たちの復讐

北欧神話!涙を流さなかった老婆の正体

ロキの奸計によって最愛の息子であり神々のスターだったパルドルを失った母親のフリッグ。

しかしフリッグは女神様です。

かなりのことが可能です。

フリッグは死者の国、ニヴルヘイムへ急ぎ、パルドルが死者の国へ入る前に連れ戻せば蘇ると考え、他の神々に相談したところ、俊敏の神といわれるヘルモーズがその大役を引き受けます。

ヘルモーズは最高神オーディンの愛馬、8本の脚を持つスレイプニル(じつはこの神馬もロキが牝馬に化けた産んだ子供で、その仔馬をオーディンが取っちゃった、というエピソードがあるのですが)を駆って死者の国、ニヴルヘイムへ急ぎます。 続きを読む 北欧神話!涙を流さなかった老婆の正体

北欧神話!ヤドリギの矢

前回、母親フリッグによって不死身となったパルドルにも弱点、つまりヤドリギだけはパルドルを傷つけることができるところまで紹介しました。

では、その続きです。

母親フリッグからパルドルの弱点を聞き出したロキはさっそくヤドリギを手に入れ、矢を作ります。

そしてパルドルを中心とした宴に紛れ込み、パルドルの弟、ヘズと出会います。

ヘズは神々がパルドルの不死身を確かめている最中にも傍らでひっそりと佇んでいました。

というのも、ヘズは盲目のため、兄のパルドルの位置が分からず、弓を射ることも刀で斬りかかることもできなかったからです。 続きを読む 北欧神話!ヤドリギの矢

北欧神話!パルドルに向けられた恨み

3人の子供たちに対する最高神オーディンや他の神々たちの仕打ちによって、ロキは神々と対抗する悪神へと変わっていきます。

ロキの恨みの標的は最高神オーディンとその妻、女神フリッグの間に生まれた光の神、パルドルに向けられます。

自分の味わった苦しみと同じ苦しみを最高神オーディンに与えると画策したわけですね。

その企みを予感したのか、パルドルは自分が誰かに殺されるという悪夢を見ます。

その話をパルドルから聞いた最高神オーディンや女神フリッグは慌てて対策を取ります。

なにしろパルドル、オーディンとフリッグにとって目に入れても痛くないほどの可愛い長兄、しかもアースガルドの人気者とあっては死なせるわけにいきません。 続きを読む 北欧神話!パルドルに向けられた恨み

北欧神話!ロキと神々の最初の厄になった3人の子供

では、ロキと神々の最初の厄であった巨人族アングルボザとの間に生まれた3人の子供について説明しましょう。

その前に、あっちこっちに子供を産ませて節操のない奴だ、などという今風の道徳観念は持たないように。

神話の世界というのはそういうもので、ギリシャ神話のゼウスにしても日本神話の大国主大神にしても、ロキとは比べ物にならないくらいの無節操ぶりを見せていますから。

ロキの3人の子供、正確には3人と呼べません。

なにしろ、1番目は狼であるフェンリル、2番目は毒蛇のヨルムンガルド、3番目は上半身こそ可愛い女性であったけれど下半身は腐敗していたというヘル。 続きを読む 北欧神話!ロキと神々の最初の厄になった3人の子供

猫とツキと干支の性格

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