ボーナス袋は縦に立つ

就職氷河期は終結宣言されたものの、その就職実体はブラック企業が横行するなど、サラリーマンには厳しい時代がまだまだ続いており、失われた20年を取り戻せるまで時間がかかりそうですが、そういった会社の体制の中核を形成しているのが、バブル景気時代に入社して生き残っている人たちですね。

バブル景気時代に入社した上司に当時がどのような状況だったか聞いてみましょう。

きっと椅子座布団の下に画鋲を入れたり、ペットボトルのお茶に雑巾絞りたくなったりするはずです。

なにしろ1998年から1992年までの有効求人倍率は1を下回ることがなく、最高は1.4。 続きを読む ボーナス袋は縦に立つ

タクシーを止めるために万札ビラビラ

バブル景気は国内への投資から始まりました。

その間には輸出産業のための公定歩合引き下げなんかもあったりして急激な円高となったわけですが、それまで所有していた土地や株の価格がいきなり5~6倍に跳ね上がれば、やはり人の気持ちも舞い上がってしまうのは無理のないこと。

だって、それまで2,000万円だった土地が何も苦労せず、労働もしないで1億2,000万円になってしまうのだから、一生懸命、額に汗流して働くのイヤになるでしょう?

もっとも、この価格上昇率は都市部に限ったことで、一般的な住宅地ではせいぜい2~3倍止まりだったんですが、株価平均は86年に約50%、87年にはアメリカのブラックマンデー余波があっても10%上昇、さらに88年には37%、89年には22%の上昇を続けていたので、とくに土地を持っていなくても株価が上昇する企業に勤めていた人たちはバブル景気の恩恵を十分に受けていたわけですね。 続きを読む タクシーを止めるために万札ビラビラ

バブル景気の幕開けは極端なドル安から

1980年代後半のバブル景気が残した正の遺産を振り返る、と言っても、バブル景気がなぜ起きたのか、それが分からないと今後の情勢にも対応できませんよね。

ただ、このコラムは経済評論とは無縁なので(筆者が極端に経済に弱いというせいもあって)バブル景気の発端についてはサラッと解説、詳しく知りたい人はきちんと経済を扱っているサイトでお勉強してください。

簡単に言ってしまうと、アメリカがドル高を解消しようとしたことが発端なのです。

1985年、1ドルに対して日本円は242円でした。

つまりアメリカへ輸出すれば2ドルで売っても500円近いオカネが貰えたわけです。 続きを読む バブル景気の幕開けは極端なドル安から

バブル景気は悪いこと?

1980年代後半に起きたバブル景気、今では負の側面だけが捉えられ、ほとんど悪者扱いされています。

実体のないオカネに振り回されたというのが悪者扱いする人の言い分ですが、あまりにも端的ですね。

羽振りの良かった人が落ち目になって「ザマーミロ!」みたいな、テレビのバラエティや三文週刊誌が特集する「あの人は今!」見て「いい気になっているからそういう風になるんだよ!」とか、失敗した人に向かって「ほーら、俺が言った通りになっただろーが!」などと訳知り顔で言うとか、バブル景気を悪者扱いする人には、ちょっとそんな雰囲気があります。

まあ、確かに世間を見れば、それまでオカネのことをあまり知らなかった人が急にオカネを持っちゃったものだから、使い方を知らずに恥をかいたり事件を起こしたり、残念な結果を残した人もいますが、社会全体から見れば正の遺産もしっかり残っています。

バブル景気の負の部分に目を向けると、正直、あまりにも悲惨なので、ここではバブル景気の正の遺産を振り返って見ましょう。 続きを読む バブル景気は悪いこと?

幸運な男が用意するのは真っ赤なバラの花束

バレンタインデー、王道である女性から愛の告白をされたら?

それが意中の人だったら?

そんな幸運な男がいたら、周囲の男たちはその男を火炙りの刑に処して燃えカスを海にバラ撒くに違いありませんが、海の底からその男の高笑いが響いてきそうなので、けっして回りの男たちは嫉妬しないように。

なにしろ、当の本人、頭の上で天使がラッパを吹き、虹の架け橋が見えるほど舞い上がっているのですから、何をしようと一向に応えることはないでしょう。

とはいえ、それだけの覚悟を以って女性が臨んだ以上、男は覚悟以上の心構え、意気込みを見せなければなりません。

その方法はひとつだけです。 続きを読む 幸運な男が用意するのは真っ赤なバラの花束

夫婦や恋人のバレンタインデー

バレンタインデーは愛の告白と義理チョコ、極端な二元性だけではありません。

恋人同士、夫婦の間でも交わされる、本当の愛の証や感謝の印のイベントでもあります。

もちろん、親しき仲にも礼儀あり、という喩えがあるように、恋人や妻からチョコレートを貰えば、そこは義理としきたりの世界だけにホワイトデーにはお返しが必要でしょう。

夫婦の場合、バレンタインデーに貰ったチョコレートは夫婦で食べるケースが多いので(このケースでは、夫よりも妻の方が多い個数を食べるという法則があります)、ホワイトデーには妻が喜びそうなスイーツを買ってくればいいでしょう。

ただし、バレンタインデーの出費が家計からだとしても、ホワイトデーの出費は夫の小遣いが原則、その月の小遣いを圧迫するとしても再請求をするようなみみっちい真似は止めてくださいね。 続きを読む 夫婦や恋人のバレンタインデー

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