ローマ帝国で占星術は開花、支配下にあったアレクサンドリアでは地質学者であり、天文学者であったクラウディウス・プトレマイオスの「テトラビブロス」や詩人のマニリウスが書いた「アストロノミカ」など、占星術の基礎となる有名な書物も輩出されています。
民衆の支持まで得て、このまま安定して広まっていくかと思われた占星術、じつはヨーロッパで衰退の一途を辿ります。
その要因となったのがキリスト教。
ローマ帝国がキリスト教を公認宗教に定めるとキリスト教は権力を強化、聖アウグスティヌスによる占星術に対する攻撃が始まります。 続きを読む キリスト教から異端扱いされた占星術