目立たくも大八島を誕生させた伊耶那岐命と伊耶那美命ですが、ちょっと話はそれて海に流された水蛭子の話。
神々が不具の神様を生むというのは日本神話だけでなく、世界中の神話に登場してくるので特異というわけではありません。
ギリシャ神話なんて、最初の女神であるガイアは自らの意思でギリシャ神話最強の怪物であるデュポンを生み出していますし。
それに比べると水蛭子はおとなしいものです。 続きを読む 水蛭子のその後!日本神話初級講座
目立たくも大八島を誕生させた伊耶那岐命と伊耶那美命ですが、ちょっと話はそれて海に流された水蛭子の話。
神々が不具の神様を生むというのは日本神話だけでなく、世界中の神話に登場してくるので特異というわけではありません。
ギリシャ神話なんて、最初の女神であるガイアは自らの意思でギリシャ神話最強の怪物であるデュポンを生み出していますし。
それに比べると水蛭子はおとなしいものです。 続きを読む 水蛭子のその後!日本神話初級講座
伊耶那美命の妖しい誘い文句と伊耶那岐命のダイレクトな口説き文句によって結婚した2柱、と聞くと、日本神話ってほのぼのしているじゃないか、などと考えるのは早計。
ここから日本神話のおどろおどろしい世界が始まります。
伊耶那美命が最初に産んだのは不具と言われる神様、水蛭子(ヒルコ:この後にアワシマという不具の神様も産んでいます)。
その異様に驚き、悲しんだ伊邪那岐と伊邪那美は葦の舟を作って海に流してしまいます。 続きを読む 不具の神様が産まれたワケ!日本神話初級講座
伊耶那美命と伊耶那岐命の契り!日本神話初級講座
この島に降り立った2柱は結婚します。
ここの記述は古事記に因るものですが、とてもロマンチックなものではなく、子供に聞かせられる話ではありません。
でも、ここのコラムは童話ではないので、正直に紹介しましょう。
なにしろ、その後に続く重要な場面ですから。 続きを読む
混沌の中から重く濁ったものが沈殿してできた大地、固まらぬうちにそこから誕生した3柱の国常立命(クニノトコタチノミコト)、国狭槌尊(クニノサツチノミコト)、国狭槌尊(トヨクムヌノミコト)。
日本書紀において、これらの神様のその後の記述はなく、続いて性別を持った4組8柱の神様が生まれます。
この辺り、古事記と日本書紀では違いがあるのですが、それを解説すると長くなってこのコラムが終わってしまうので、先を急ぎましょう。 続きを読む 伊耶那美命と伊耶那岐命の登場!日本神話初級講座
では、古事記と日本書紀に則って、日本神話を時系列に追ってみましょう。
古事記と日本書紀は細部や名称において違いが見られますが、大筋は同じです。
進行上、古事記と日本書紀の物語が混在しますが、そこは大目に見てくださいね。
さて、世界の始まりですが、ギリシャ神話がカオス(混沌)だったように、北欧神話がムスペルヘイムとニヴルヘイム(火と氷)だけだったように、日本神話も存在のないところから始まります。 続きを読む 最初は混沌から始まる物語!日本神話初級講座