以前、ある人(日本人)から聞いた話なのですが、インドのある地方の小学校で、そこの先生(インド人)が生徒に母国語の文字を教え始めるさい、その先生は「ア・イ・ウ・エ・オ…」とか「ア・カ・サ・タ・ナ…」と、まるで日本の国語の時間を思わせるような、五十音の発声練習を始めたのを見たというのです。
それで、インドのその地方の「ある言語」と「日本語」との間では、お互いに音の構造がとても似ていて、そのことに大変驚いた、ということでした。五十音図の歴史は意外と古く、その作成は平安時代にまで遡ります。ちなみに、多くの人は、「アカサタナ」よりも、「イロハニホヘト」(いろは歌)のほうが古いと思っているようです。 続きを読む 五十音の故郷!言葉の摩訶不思議学