布教の一環として日本に流入してきた伊曽保物語!大人が読む寓話の教訓

中世ヨーロッパの道徳的観念から見れば、寓話ほど教育に最適な物語はありません。

あえて無謀を承知で言うなら、信者に取っては経典となる聖書も無神論者から見れば寓話の塊のようなものですから。

信者にしてみれば聖書は神の言葉であるから間違いはない、だからこそ信じるに値すると言うけれど、たとえ神様の言葉が本当だったとしても口述筆記したのは人間なんだから、そこに恣意が入らないとも限らないし、解釈が正しいとも限らない、というのが信者と無神論者、あるいは聖書研究家との永遠の討論のテーマとなっています。

その意味では日本神話にしてもギリシャ神話にしても北欧神話にしても、すべては寓話であり、仏教やイスラム教であってもキリスト教となんら、変わりあるものではない、ということになりますね。

まあ、無神論者の戯言なので、あまりツッコミを入れるのは止しましょう。

かくして、アイソーポスのイソップ物語は寓話として日本へ流入します。

その始まりは1593年でイエスズ会の宣教師がラテン語から翻訳した物語で(つまりキリスト教布教活動の一環ですね)、「ESOPO NO FABVLAS(イソポのはブラス)」として広まり、江戸時代には「伊曽保物語」のタイトルで出版、明治時代には早くも教科書に登場してきます。

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