なぜ、いま月のリズムに共振しないのか?ツキと月の不思議な関係

現代において、あまり月を意識する人はいません。

暦も一応、12ヵ月ごとに区切られたものを使っていますが、そこに月の周期はあまり感じられません。

満月の晩、空を見上げたとしても、目に飛び込むのは月以上に明るい都会のイリュミネーションや街のネオンばかりです。

恋人たちも都会の空の下では、月の光よりも都会の明かりにロマンを感じるようです。

昔から月と女性は思想的に同一視されて見られることが多かったのですが、現代の女性は世界的にも男性的・能動的な存在になっています。

それはそれで時代の要請ということもあり、よろしいのですが、女性の生殖能力自体がどうも変化してきているようです。

子供を生まなくなった、というより、どうも子供を生めなくなっている、というのが実情のようです。

女性の生殖能力が落ち込んでいるのでしょうか。

これには色々な要因が考えられますが、自然の摂理が今あらゆる面で破壊されていることとも無縁ではないようです。

自然に営まれていたことが、自然では行かなくなった、ということです。

原因の一つは、人間が手を加えすぎたことです。

加工食品や放射線殺菌食品の問題、ホルモン注射されて太らせられた家畜の肉、汚染された水から作られた食物などなど、食品公害の問題もありますが、それ以上に私たちの環境が自然から断ち切られてしまっているのです。

あなたは夜は何時まで起きていますか。

おそらく、午後の6時か、7時に就寝して朝の4時頃にはもう起床するという人はあまりいないでしょう。

そうした太陽とともにする生活、日の出とともに起きて日没とともに寝る自然の生活は、文明化の遅れた農村での生活でもないかぎり、私たちにはむしろ難しいものとなっています。

たとえ、それをしようとしても自然の生活とはいかなくなっています。

なぜなら、いまや照明はあちらこちらに取りつけられ、夜でさえ完全な暗闇を探すほうが大変なのです。

また、テレビ、ラジオ、他の通信機器からは絶えず、何らかの情報(たわいもない雑談も含め)があふれ、私たちがそれらの情報を楽しんで聞いている間も、聴覚器官の細胞にとってはそれら絶え間のない騒音公害に悩まされているかもしれないのです。

さらに、電磁波自体が地上にあふれていますが、こんなに膨大な電磁波は人類が文明を持つようになってから地球を覆うようになったので、地球にとっても初めての経験になります。

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