発明の対象には、「方法」と「物」とがある。何かのノウハウといっても、それには形が無いように、「方法の発明やアイデア」の場合は、もともと形には表せられない。ここで対象にしているのは、「物の発明」である。だから、アイデアを世に出すうえで、まずは実際に、それを具体的な形にしてみることが大事になる。
高度な「物」の発明では、試作も大変な作業となるだろう。しかし、この本で扱っているのは「小物発明」だ。それは、これまでも何回か紹介してきた「ダイエットスリッパ」や「バンダナ風よだれかけ」など、〔身の回り品の改良を中心とした小規模な発明〕といえるものだ。そして、ヒットしたアイデア商品は、往々にして主婦発想の発明であることが多い。 続きを読む 生活の知恵を形にするという発想!アイデアを形にする