「厳選資格」カテゴリーアーカイブ

自分の趣味性の証となる資格

手に職を持つと世の中、食いっぱぐれがない、なんて言いますが、これは職人の世界だけでなく会社勤めでも同じで、会社の業務に合わせた資格を持っているとそれだけで給料が上がったり転職しても面接で有利だったりします。

資格といってもピンからキリまであって、それこそ国家試験の医師や司法といった難易度が高いものから運転免許証のように教習所通いすれば取れる資格(もちろん筆記試験は警察管轄となりますが)もあれば、学校法人が定めた試験に合格しなければ取れない資格、さらに一般財団法人が定めるところの講習を受けることで得られる資格に通信講座で得られる資格まであります。

これらの資格は社会と本人にとって有益な資格となりますが、世の中にまったく役に立たない資格というのもあり、しかもそれを好んで取りたがる人たちまでいます。 続きを読む 自分の趣味性の証となる資格

日本でブームの世界遺産に関する検定

いくら趣味の世界が高じた資格、といっても最初ぐらいは少し役立つものをご紹介しましょう。

まずは日本人が大好きな世界遺産の資格。

世界遺産は国際連合教育科学文化機関、ユネスコが認定するのですが、やれ富士山が認定されたとあれば、それまで登山なんかしなかった人まで富士登山してゴミを撒き散らした上に静岡県と山梨県で取り合いをして、富岡製糸場が認定されたとあれば観光客がいっぱい訪れるから明治の文化遺産をみんな申請しちゃえ!と活動を盛んにして隣国から文句を言われる(まあ、文句言われる筋合いじゃないんですけれど)ほど、今の日本は世界遺産ブームになっています。

この世界遺産の資格は検定試験で、どれくらい知っているかによって4級から1級、さらにその上のマイスターまであります。 続きを読む 日本でブームの世界遺産に関する検定

4級でもけっして易しくない世界遺産検定

いくら大学入試で優遇されたり旅行業界に入る時は有利になったり、と言っても世界遺産のことを学んでいる暇があったら少しでも入試や入社のための準備をした方がいいだろう、との思いもありますが、じつは世界遺産検定、着実に受検者の数を増やしています。

2006年には4,528名しか受検していなかったのに右肩上がりで増え、2013年には16,380名、2014年には一気に21,227名にも達しています。

検定が始まった当初は年に2回だった試験も2015年は年に4回まで増え、人気の高さを物語っているといえます。

ちなみに4級辺りはそれほど難しくないらしく、第16回(2014年7月実施)では560名の受検者がいて467名が認定、つまり83.4%が合格しています。

ちなみにどんな例題があるのか、というと、 続きを読む 4級でもけっして易しくない世界遺産検定

世界遺産検定は年に4回実施

世界遺産ファンなら取って置きたい世界遺産検定ですが、これが1級になると自然環境問題まで深く入り込み、単に面白いだけという世界ではけっして受からない内容となっています。

ちなみに2014年12月に行われた検定では1級受検者が480名で合格者が116名、認定率は24.2%と狭き門でした。

いきなり高いところを狙わず、コツコツとステップアップしてくださいね。

2015年度の世界遺産検定は年4回行われます。

申し込み方法はとても簡単で、インターネットまたは郵便局で用意している所定の申し込み用紙(兼受検料払込用紙)に必要次項を記入して申し込むだけで、4級の受検料はとても安く、わずか2,670円です。 続きを読む 世界遺産検定は年に4回実施

江戸っ子気分が味わえる東京シティガイド検定

東京シティガイド検定なんていうのも2020年の東京オリンピックに向けて役に立ちそうですね。

江戸時代から現代の東京までの歴史をどれくらい知っているかという検定で、年に1回、検定試験を行っています。

主催しているのは公益財団法人の東京観光財団で、検定に合格すると認定証が貰えます。

他に特典はないのかって?

ありません(キッパリ)。

東京の施設の入場料が割引になるとか記念品が貰えるとか、ちょっとした嬉しい特典も用意されていません。 続きを読む 江戸っ子気分が味わえる東京シティガイド検定

数多くあるご当地検定

ご当地検定、東京だけではありません。

まだまだあります。

調べてみると、次から次へ。

「かながわ検定」に「道産子検定」、「信州検定」に「軽井沢検定」(軽井沢は信州検定に入らないのか?)、「鎌倉検定」(なぜ、かながわ検定と別立てにする必要があるのか?)、「かごしま検定」に「長崎検定」など、とにかく検定作っちゃったもん勝ち!的な様相を見せています。

検定内容もご当地によって大きく変わっており、かながわ検定のように横浜と神奈川を分けてライセンスを発行、等級も4級から1級まであり、合格対策用セミナーまで開催している検定もあれば、インターネットで受検受付、インターネット接続環境で受検でき、40問中30問以上正解となれば合格、合否は受検直後に分かり、受検者全員に記念ステッカーをプレゼント(ただし画像!)、さらに受検者の中から抽選で毛ガニが貰える!なんておいしい「道産子検定」まであります。 続きを読む 数多くあるご当地検定

温泉好きのための温泉ソムリエ

世界遺産の検定もご当地検定も、マクロ的とミクロ的視野の違いこそあっても土地に対する知識欲の認定でしょう。

この知識欲、土地に限らずあらゆる方面で自己満足に浸れる世界だけに検定も星の数ほどあります。

もちろん、それらの多くは仕事や勉強に役立つほどのレベルではなく、また特典もないのですが、それでも多くの人が検定を受けようというのですから知識欲は底なし沼のようです。

日本独自の文化で最近は外国からも注目され、著名なところでは必ず日本語と英語と中国語と韓国語で入浴の仕方が表記されている温泉。

この温泉にも検定があるのです。 続きを読む 温泉好きのための温泉ソムリエ

1泊2日で温泉に浸かって資格を取得

ネーミングはともかく「温泉ソムリエ」の検定、なかなか人気があるようです。

その人気の秘密は主催者の温泉ソムリエ協会が実施するツアーに参加するだけで認定証が貰えるという手軽さ。

しかもこのツアー、1泊2日で温泉地にでかけ、温泉にゆったり浸かることができるという、温泉好きにはとてもラクチンで楽しいツアーなのです。

一応、ツアーでは温泉の基礎知識講座とか温泉分析書の読み方など、専門的な知識の講義はあるものの試験があるわけではなく、受講するだけでOK。

ここまでゆるいと検定と呼ぶこともできません。

温泉研究家で冒険者のような格好をして山奥の秘境温泉を訪ね、バスタオル1枚で源泉に挑んでいた山田べにこさんが聞いたらなんというでしょうか?(ちなみに山田べにこさんの温泉めぐりは今でもYoutube等で見ることができます)。 続きを読む 1泊2日で温泉に浸かって資格を取得

消え行く日本文化の銭湯検定もある

温泉という日本独自の文化(まあ、ローマにも公衆浴場があったしドイツにもスパがあり、フィンランドには公衆サウナがありますけれど、やっぱり形態は日本独自という解釈で)と似ていて非なるものが銭湯。

1965年には日本全国で約22,000軒ありましたが、2008年には1,103軒まで減少、現在はさらに少なくなっていると考えられます。

昨今の住宅事情や燃料と土地代の高騰によって消え行く文化になりつつありますが、喫茶店と並ぶ昭和レトロの代表的存在であることは間違いありません。

この銭湯の検定を行っているのが社団法人の日本銭湯文化協会。

「温泉ソムリエ」より、と言うか他のゆるい検定に比べるとかなり真剣に取り組んでおり、等級も4~2級まで(なぜか1級が見当たりません)、2級に合格すると銭湯ガイドマスターの称号が与えられます(1級がないのは2級までの合格者が極端に少ないことが推測されます)。 続きを読む 消え行く日本文化の銭湯検定もある

アプリで銭湯検定にチャレンジ!

温泉と銭湯が同じ独特の日本文化であるのに似ていて非なるもの、というのは銭湯が日本風俗と大きく関わり、歴史の中でその形態をつねに変えてきたことが理由です。

銭湯の源流は寺院の浴室にあります。

仏教伝来と共に設けられた浴室は僧侶が身を清めるための施設でしたが、貧困層や病人も施浴と称して浴室を開放した記録が残されています。

この浴室は現在のサウナのような蒸し風呂だったといわれています。

銭湯の多くが屋根を切妻造にし、脱衣所の空間を高くして格天井をしつらえたのも寺院が銭湯の源流であるという伝統を守った証です。

現在でも東京の「大黒湯」などで格天井を見ることができます。 続きを読む アプリで銭湯検定にチャレンジ!

歴史の検定で権威あるのが歴検

銭湯検定を受けるために銭湯のことをいろいろと勉強すると、日本の風俗(いわゆるアカデミックな部分でエッチ系の同義語ではなく)が垣間見えて面白いのですが、歴史の資格になるとこれもまた、山のようにあります。

メジャーな資格ならば歴史能力検定協会が行っている歴史能力検定(そのまんまですね)、通称、歴検。

歴史が面白いから取る、という単純な資格ではなく社会的にも認知されている検定で、2級以上の合格者は文部科学大臣が実施する高等学校卒業程度認定試験で日本史B、世界史Bが免除になったり、国土交通大臣が実施する通訳案内士試験の筆記試験科目、日本歴史が免除されたり、と実際にかなり役立つ場面もあります。

といっても2級に合格するのはかなりの歴史好きでなければ無理でしょう。 続きを読む 歴史の検定で権威あるのが歴検

合格カードの裏にはイケメンイラスト

メジャーな歴検に続いてマイナー系の歴史検定をご紹介しましょう。

まずは歴女が喜び、歴男は勇ましく奮い立つ「新選組検定」。

主催しているのは函館新聞社と新選組検定運営事務局です。

新選組なのに、なんで京都じゃないって?

何を言っているんですか?

新選組で鬼の副長と恐れられた土方歳三は最後、旧幕府軍精力が北海道に追い詰められて蝦夷共和国を宣言した時の軍事治安部門の責任者で、函館五稜郭で壮絶な戦死を遂げたというほど、函館と縁の深い人物じゃないですか。 続きを読む 合格カードの裏にはイケメンイラスト