「脳トレ活用法」カテゴリーアーカイブ

顔の特徴は客観的に情報量を少なく!脳トレ活用法

重要な情報の保存は関連性が多いほどトリガーを引きやすくなる、つまりアウトプットしやすくなります。

たとえば会議で手続き記憶と結びつけ、会議で発言しているクライアントが搭乗駅の横浜駅=山田さんだとしても、次に会う時は横浜駅と関連するトリガーがなければ顔と名前が一致しませんね。

そこで顔の特徴を覚えると、記憶はさらにアウトプットしやすくなります。

ただし顔の特徴というのは情報量が多すぎて、覚える側に取っては曖昧な記憶になりがちです。

たとえば顔の輪郭は四角に近いけれど身体が太っていたので丸顔に覚えていたり、女性担当者が美人だったので十分に見とれていたけれど、長期記憶を探ったら美人、としか覚えていなかったり。 続きを読む 顔の特徴は客観的に情報量を少なく!脳トレ活用法

顔の特徴から人相を学ぶ!脳トレ活用法

記憶は関連性を多くするほどアウトプットしやすくなるので、その関連性の例として名前と目の大きさを前項で紹介しました。

顔の部位を集中的に記憶させる行為を繰り返していると、特定の神経経路が活発化、伝達効率を高めるので自然に部位の特徴を覚えやすくなります。

たとえば目の特徴を早く捉えられるようになったら、目だけではなく鼻や眉の形など範囲を広げていけば、より関連性が多くなってトリガーも引きやすくなります。

また会議などの記録を残しておけば、そのうち、意外なことに気がつくでしょう。

たとえば目の縦幅+3、いわゆるギョロ目の営業部長はやや強引な発言が目立つとか、美人で目の横幅+3の企画部長とは反りが合わない、とか、耳たぶ+3の専務取締役は会議の調和がうまい、とか。 続きを読む 顔の特徴から人相を学ぶ!脳トレ活用法

記憶力アップの基本!脳トレ活用法

記憶力を鍛える方法をこれまでに紹介しました。

ここで記憶力増強のまとめをしておきましょう。

記憶にはいくつかの分類があり、情報は超短期記憶、短期記憶、長期記憶に保存され、重要な情報になるほど長期記憶に保存しなければなりません。

長期記憶への保存方法は重要な情報を連呼することで記録されます。

情報を連呼することで、その情報が通過する神経経路が活発化、情報の伝達効率を高めるからです。

ただし重要な情報を連呼できる状況ばかりではないので、情報を書き留めておくことで常に連呼できる状況が作り出されます。 続きを読む 記憶力アップの基本!脳トレ活用法

長期記憶の完成には意思が必要!脳トレ活用法

このコラム冒頭で、脳を鍛えるためには便宜上、4つに分類した記憶力、思考力、発想力、感情を高める必要があると紹介しましたが、基本的に記憶力向上と他の3分類を鍛える方法は同じです。

集中して繰り返すことで、思考や発想、感情の情報が通過する神経経路を活発化させ、伝達効率を高めていけばいいのです。

とはいえ、この神経経路を活発化させる作業、言葉ほど簡単ではありません。

重要な情報であれば緊張から一時的に活発化しますが、情報が通過する神経経路を活発化させるためには意思が必要になります。

たとえば記憶を例に取ると、記憶を改めて記録にすることで長期記憶への保存が可能となりますが、多くの人は記録に留めません。 続きを読む 長期記憶の完成には意思が必要!脳トレ活用法

繰り返しを行うには「報酬」を用意する!脳トレ活用法

思考や発想、記憶や感情を鍛えるためにはそれぞれの情報が通過する神経経路を活発化させ、情報伝達の効率を高めることが大切ですが、そのためには単調な繰り返しや連呼を行なわな分ければなりません。

この単調な作業そのものを阻害するのもまた脳の役割で、生命維持に影響がなければ単調な作業を行おうとしない命令を出すのです。

まさしく7つの大罪のひとつ、「怠惰」ですね。

というのも仕方のないことで、生命維持に関わらないことに身体を使うのは生命維持をするための身体に貯めている栄養素を他の役割に使ってしまうことになるので、脳はそれを阻止しようとするのです。 続きを読む 繰り返しを行うには「報酬」を用意する!脳トレ活用法

楽しさは脳への最大の報酬!脳トレ活用法

神経経路を活発化させ、情報の伝達効率を高めることで脳は鍛えられます。

そのためには繰り返しや連呼に対して報酬を連結させることで単調な作業にも継続性が生まれることを前項で紹介しました。

簡単に言ってしまえば、犬が行儀を覚える際に主から餌を貰うのと一緒ですね。

「お手!」の世界となんら変わりないのです。

報酬は自分で設定しても構いませんが、繰り返しや連呼の目標を達成した際にいちいち甘いお菓子を報酬にしていたら肥満になるだけだし、物品を購入していたらすぐに借金生活へ突入してしまいます。 続きを読む 楽しさは脳への最大の報酬!脳トレ活用法

ABCの歌を覚えていますか?脳トレ活用法

神経経路を活発化させるための情報を繰り返す行為に、楽しさは連結するでしょうか?

そこで思い出していただきたいのが「ABCの歌」です。

幼稚園や保育園、乳幼児の時に散々、歌わされてきた歌ですね。

大人になってから歌う機会は滅多にないのですが、それでも「きらきら星」のメロディに乗せてアルファベットをすべて歌い切ることは大抵の人ならできるでしょう。

これは繰り返しや連呼の作業に楽しさを連結させたひとつの例です(もっとも歌っている幼児すべてが楽しかったか否かは不明ですが)。 続きを読む ABCの歌を覚えていますか?脳トレ活用法

積み木で養う思考力!脳トレ活用法

脳を鍛えるためには特定の情報が通過する神経経路を活発化させなければなりません。

そのためには繰り返しや連呼が必要となりますが、これを継続させるには報酬が必要となります。

では脳トレで必要な報酬「楽しさ」を連結させてみましょう。

まずは思考力。

積み木なんていかがでしょう?

用意された情報は材料の形状と完成形のイメージです。 続きを読む 積み木で養う思考力!脳トレ活用法

ものぐさ人間の発想力!脳トレ活用法

論理的思考力を鍛えるために積み木を行うのは脳内作業の論理的思考を積み木という物理的動作に置き換えることで視覚的効果を生み出すので分かりやすい脳トレとなります。

続いて発想力に行きましょう。

発明家の大切な素養は「ものぐさ」なことだと言います。

つまり、今の生活よりもっとラクをしたいから、不便さを解消するために発明を行うわけですね。

今の生活よりラクをしたい場合、もっとお金を稼げばいいじゃないか、と思うのが凡人。 続きを読む ものぐさ人間の発想力!脳トレ活用法

感情の仕組みは全解明に至らず!脳トレ活用法

最後の感情は脳トレの場合、情緒と捉えた方がいいでしょう。

というのも感情によって起こる身体的な変化は解明されていますが、なぜ感情が起きるのかというところまで現在の脳科学では解明されていないからです。

感情は言葉を必要としないコミュニケーション手段で、世界中で六情(喜怒哀楽愛蔵)がほぼ共通の認識となっています。

簡単に言うと、怒った時も恋した時も同じように心臓の動悸が早まり、血圧が上がって目は充血、筋肉は緊張し、脳内からはドーパミンが分泌されます。

また、あまりに哀しい、悲しい時は身体に怪我をした時の痛みを和らげるための神経伝達物質、エンドルフィンが分泌されて精神的な痛みを和らげようとします。 続きを読む 感情の仕組みは全解明に至らず!脳トレ活用法

情緒を高める想像力!脳トレ活用法

感情のコントロールは脳トレで調整が難しいけれど、情緒を高めることは可能です。

もっとも分かりやすいのは音楽や絵画を見ること、さらに楽器を演奏したり筆を持って描いたりすると脳トレの効果がとても高くなります。

たとえば音楽の場合、コンサートに行けば視覚的視野も刺激されますが、自宅でリラックスして聞く場合は聴覚視野しか刺激されません。

しかし音楽を聞けば自然とイメージが生まれ、想像するための神経経路の活発化につながります。

好きな種類の音楽を聞いて情景をできるだけ想像するだけで、脳トレになるのです。 続きを読む 情緒を高める想像力!脳トレ活用法

レコードが持つ音の領域!脳トレ活用法

音楽の話が出たので、最近はすっかりと影を潜めてしまったレコードとCDの違いについて説明しましょう。

音楽の記録方式はすっかりCDに変わってしまいましたが、最近、レコードの良さが見直され、一部ではマニアが増えています。

カメラのフィルムが一時期、デジタルに駆逐されて姿を消したけれど、復活してきたことに似ていますね。

レコードとCDの最大の違いは記録されている周波数で、CDは人間が聞こえる限度範囲の22,000Hzまで、レコードはスタジオやライブの音源をそのまま記録しているので記録状態にもよりますが、最高40,000Hzまで記録されていることがあります。 続きを読む レコードが持つ音の領域!脳トレ活用法