「運とツキ」カテゴリーアーカイブ

『ツキ』と『不運』は同質の偏り

これまで『ツキ』と上手に付き合う方法を紹介してきましたが、人生、『ツキ』の作用が逆に働く、つまり『不運』も『ツキ』と同じくらいに遭遇するので、最後は『不運』と上手く付き合う方法を紹介しましょう。

『ツキ』は不確定性における偏りでしかありません。

それがたまたま本人に取って良い方向に働いているので『ツキ』と呼びますが、偏りの事象に良い悪いもないので、本人に取って悪い方向に働くことがあるのは当然のことです。

したがって『不運』を嘆くことは『ツキ』に対しても拒絶していることになる、と覚えておきましょう。 続きを読む 『ツキ』と『不運』は同質の偏り

アンダードッグ効果がもたらす『ツキ』

前項に続き、『不運』の時に使えるアンダードッグ効果の続きです。

たとえば会社が倒産しそう、という『不運』に遭遇したとします。

もちろん倒産は不確定性による偏りではなく因果律に因るものですが、その中の1社員としては会社の倒産に対して自分ではどうしようもない部分があるため、『不運』と定義することができます。

多くの社員は倒産する前に早期退職して転職の準備を行います。

まるで沈みゆく船から逃げようとするネズミと同じですね。 続きを読む アンダードッグ効果がもたらす『ツキ』

平均回帰と確率の収束

平均回帰、または確率の収束。

厳密に言うと両方ともかなり複雑なので、『ツキ』や『運』に限って言うことはできませんが、少なくとも人生においては意味を広く浅く捉えれば活用することもできます。

平均回帰においては、

◯平均値から大きく離れた偏差の事象(高いギャンブル性)ほど平均値に戻りやすい

◯平均値に近い偏差の事象(スキルの介在)は連続性が認められるものの、事象によって上がった平均値を継続するためにはスキルを上げる必要がある 続きを読む 平均回帰と確率の収束