古代バビロニアで見つかった粘土板にはすでに天文観察の記述がありました。
もっとも7,000枚のうちの70枚ですから、天文観察による占星術が主というわけではなく、森羅万象すべてが予兆(オーメン)を表していて、その中には自然現象や動物たちの集団行動観察なども含まれています。
とはいえ、現在の星座の基本となる黄道(空を球体と見た時の太陽の通る道筋)を発見、さらに黄道から星々の位置を定めて18区分、星々の動きから占星術を行っていたのは当時の文化の高さを示すものです。
この古代バビロニアで成形された18区分が後の12星座につながり、ホロスコープの基礎的役割を果たしたとされています。 続きを読む 古代バビロニアの粘度板にはすでに占星術が描かれていた