Categories: 日本神話

八十神に2度も殺された大国主大神!日本神話初級講座

八神売姫とめでたく結婚した大穴牟遅神ですが、これでは収まらないのが兄弟の八十神連中。

なんと大穴牟遅神を殺してしまうんですね。

悲しむ母親の刺国若比売(サシクニワカヒメ)は高天原の神様に頼んで一度は大穴牟遅神を蘇らせますが、再度、八十神は殺害を企てます。

嫉妬は西洋で七つの大罪の一つに数えられますが、それに勝るのが母親の愛。

刺国若比売はまたもや大穴牟遅神を生き返らせますが、これでは堂々巡りとなるのは必至、建速須佐之男命がいる根之堅洲国へ逃がします。

そして、ここで運命の出会い、建速須佐之男命の娘である須世理姫にひと目惚れしてしまいます。

八神売姫とはもう2回も死んじゃった後だし、しかも八神売姫と一緒にいれば何度殺されるか分からないし、しかも八神売姫の一方的な求婚だったのだから(この時点では大穴牟遅神、まだまだ気弱などこにでもいる八十神の1柱ですね)、須世理姫に一目惚れしてしまうのも無理のないことでしょう。

ひと目惚れされた須世理姫も悪い気分ではありません。

父親の建速須佐之男命に「立派な神様が来られました」なんて紹介してしまいます。

少しは大人になり、丸くもなって葦原中国を統治しようとしている建速須佐之男命ですが、ここではいきなり娘が恋人を連れてきたことに腹を立てる頑固親父になってしまいます。

しかもかつては高天原で狼藉三昧、八岐大蛇を退治した荒ぶる魂。

これ、婿としてはビビりますよねえ…。

関連記事(一部広告含む):

gluck

Share
Published by
gluck

Recent Posts

復縁のためのアファメーションの言葉

恋人や夫婦でも、別れてしまった…

5か月 ago

恋愛成就のアファメーションの言葉

恋愛をすると臆病になってしまう…

5か月 ago

人と出会えるアファメーションの言葉

独身の人、恋人のいない人、『な…

5か月 ago

営業職の方に役立つアファメーションの言葉

どんな仕事でも大変ですが、中で…

5か月 ago

アファメーションで立身出世

会社でただ漠然と仕事をしていて…

5か月 ago

就活に役立つアファメーションの言葉

就職活動を始めるときは、明るい…

5か月 ago