Categories: アーサー王伝説

最後のサクソン人の王エドワード

時のノルマンディー公ギョームはエドワード王の遠い親戚に当たり、エドワード王より王位継承を約束された、という理由から実際に王位継承をしたエドワード王の義弟、ゴドウィンソンことハロルド2世に対して攻撃を始め、ヘイスティングズの戦いで勝利、ハロルド2世は戦死してしまいます。

こうして、ノルマンディー公ギョームはブリテン島でノルマン人最初の王となり、長くブリテン島を支配していたサクソン人の王は途絶えました。

これがノルマン・コンクエスト、いわゆるノルマン朝の始まりですね。

フランス読みのギョームを英語に直すとウィリアム。

かくしてノルマン人最初の王はウィリアム1世となり、征服王と呼ばれました。

その後、ブリテン島は無政府時代を経てヘンリー2世によるプランタジネット朝を迎えるわけですが、この時代に書かれたのが「ブリタニア列王史」です。

「ブリタニア列王史」の最後の王の名前はカドウァラドルスで、これが最後のブリテン王と記されており、その後のノルマン・コンクエストに至るまでサクソン人の王の名前は一切、記されていません。

政治的な匂いがぷんぷんと漂ってきます。

なにしろノルマン朝の始まりは征服王ですから、いつ民衆から反乱が起きるとも限りません。

そんな時はどうするか?

やっぱり、プロパガンダしかないでしょう?

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