バブル景気の幕開けは極端なドル安から

1980年代後半のバブル景気が残した正の遺産を振り返る、と言っても、バブル景気がなぜ起きたのか、それが分からないと今後の情勢にも対応できませんよね。

ただ、このコラムは経済評論とは無縁なので(筆者が極端に経済に弱いというせいもあって)バブル景気の発端についてはサラッと解説、詳しく知りたい人はきちんと経済を扱っているサイトでお勉強してください。

簡単に言ってしまうと、アメリカがドル高を解消しようとしたことが発端なのです。

1985年、1ドルに対して日本円は242円でした。

つまりアメリカへ輸出すれば2ドルで売っても500円近いオカネが貰えたわけです。

アメリカ国内では2ドルで買えるものに日本へ500円も払っていたらアメリカはちっとも儲かりません。

要するにドル安ですね。

で、日本を含めた先進5カ国と協議してドル安をなんとかしよう、という話し合い(プラザ合意)がもたれ、外国為替市場で協調介入が行われました。

円が一気に下がります。

バブル景気が始まる前は1ドル200円まで落ちます。

これまで500円で売っていた商品が400円しか貰えません。

アメリカの土地や株に投資していた日本円の価値が下がれば当然、儲けも少なくなります。

だったら、アメリカに投資するより円の相場が安定している日本国内に投資した方が安全じゃないか、と考えるのは当然の帰結。

かくして、日本国内の土地や株が投資対象となり、バブル景気の幕が開かれることになるのです。

分かりやすいでしょう?

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