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招き猫発祥はどこ?

お祝い事があれば鯛を送る風習は「めで鯛」という語呂であることは誰でも分かることですが、祝時に鯛を添えるという風習がいつ、どのように、どこで始まったのか誰も立証できないように、じつは招き猫も起源がはっきりしていない縁起物です。

今のところ、招き猫の発祥で有力なのは東京都台東区にある今戸神社説、同じく東京都の世田谷区にある豪徳寺説、さらに東京が続いて新宿区にある自性院説、最後は西に飛んで京都伏見の稲荷大社説の4つが挙げられています。

ただし、どの説にも立証できる強い説得力を持っていないことが特徴で、いかにも民族信仰的な広がりを見せているのが招き猫の面白いところ。

考えてみれば、日本の風習というのはどこかに仕掛けがあるものが多少なりとも存在しているのは事実で、夏、土用の丑の日にうなぎを食べる、なんて縁起かつぎは今や、江戸時代に発明家の平賀源内が夏場、売り上げの落ちるうなぎを多くさばくために仕掛けたイベントであることは誰もが承知のことでしょう。

日本に多く点在する神社が、訪問者を多く集めるために招き猫の仕掛けを行ったとしても不思議ではありません。

実際、現在の神社のなかには縁結びだとか金運招福といった、庶民の誰もが抱える欲望を即発する縁起かつぎの由来を持っているところもあります。

あからさまな欲望を否定せず、ユルく許容しているところが日本の民族信仰の美徳ともいえますが。

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