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日本で最初に開設された『READYFOR?』

日本のクラウドファンディングサイト、すでに多く登場しています。

ここで最初に戻って「エヴァンゲリオン20周年公式プロジェクト・ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト」。

このプロジェクトをコラボレーションしているのがREADYFOR?(レディフォー)という日本のクラウドファンディングサイトです。

現在のところ、日本で最初に開設、日本でもっとも大きい規模といわれており、これまで約1600のプロジェクトが投稿、6万3千人が出資、累計支援額が8.4億円に到達しています。

カテゴリーは22まで細分化されており、中には旅なんて区分もあります。

これまでにプロジェクトが成立した内容を見ると『元教師の冒険家がニュージランド横断ランニングをしたい!(目標額100万円、達成額117.3万円)とか『東京~仙台370km「元気玉ドリブル横断」(このタイトルだけでおおまかな内容が分かりますよね。 続きを読む 日本で最初に開設された『READYFOR?』

日本にもあるクラウドファンディングサイト

クラウドファンディングのKickstarterは分かったけれど、英語圏なんてビデオどころか解説も書けないじゃん!とお困りの人、きっと多いでしょうね。

そんな人たちは日本のクラウドファンディングを利用すればいいのです。

日本にクラウドファンディングがあるなら先に紹介しろ!とおっしゃる気持ちも分かりますが、やはりこういうのは順序が大切ですから。

さて、アメリカを発端にしたクラウドファンディングは当然、日本にも飛び火しましたが、じつは日本、金融商品取引法という厄介な法規制があり、この法律によるとPledge(保証)を設けてはならず寄付に近い形、または物品を購入する形でなければ資金調達ができなかったのです。

つまりイベントだとかアートだとか、そういうものに個人投資はできませんよ、ということだったのですが、この法律が2014年に改正され、個人投資は50万円を上限、資金調達は1億円未満とするように定められました。 続きを読む 日本にもあるクラウドファンディングサイト

プロジェクトへの投資は自己責任で

クラウドファンディングのKickstarterはプロジェクトを達成させるためのサイトなので、投資したからといって金銭的な見返りはありません。

プロジェクトによっては投資した金額によって、音楽ならばVIPゲストになったり製品プロダクトであれば完成品を送られたりすることもありますが、投資した金額が少なければプロジェクトの記念Tシャツだとかリストバンドだとか、とてもささやかな見返りとなります(後述しますが、この見返りについては戦略的にとても重要になります)。

システムとしてはプロジェクト創設者が企画内容を映像でプレゼンテーションし、資金調達の目標額と最低投資額、資金調達期限を設けます。

投資家はPledge(保証、つまり投資に対する見返りですね)を確認、投資金額に見合う保証であるかどうかを見定めて上で投資しますが、期間内に資金が調達できればプロジェクトはスタート、もし期間内に資金が調達できない場合、資金は投資家に返却されます。 続きを読む プロジェクトへの投資は自己責任で

F-1チームコローニのリターン(見返り)とは?

クラウドファンディングサイトのKickstarter、夢を叶える場所であると同時に、それを応援する人の場所でもあります。

またもやF-1の話で恐縮ですが、1991年にコローニというチームが日本GPへ参戦するために日本の個人へ1口2万円のスポンサードを募り、『貴方を乗せて一緒に走るぜ!』みたいなクラウドファンディングを行ったことがあります。

で、その口車に乗った当時のバブリーな人たちはこぞってスポンサードになり、個人の名前をボディに書いてしまったため、コローニのマシンはまるで『耳なし芳一』のようになり、また実際にそんな陰口を叩かれましたが、結局、コローニは予備予選すら通過することもできず、個人スポンサーをがっかりさせました。

これはクラウドファンディングに投資する人たちの典型例でもあります。

つまり投資はしたけれど期待した成果が得られないからといって、プロジェクト創設者を責めたり訴えたりすることはできない、ということですね。 続きを読む F-1チームコローニのリターン(見返り)とは?

クラウドファンディング参加はガイドラインに従って

クラウドファンディングサイトのKickstarterは誰でも投稿できます。

ただしルール無用というわけではなく、ガイドラインが設けられています。

●プロジェクト創設者は投資された資金をプロジェクト以外に使ってはならない

●プロジェクトはKickstarterが用意した14のカテゴリーに準じていなければならない

●チャリティーや啓蒙活動の場合は禁止行為既定を順守しなければならない

定められているガイドライン、極めて常識的です。

またハードウェアや製品デザインに関しては追加のガイドラインがあります。 続きを読む クラウドファンディング参加はガイドラインに従って