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象牙の輸入は密猟対策の資金源にもなるという一面

象牙はピアノの鍵盤やビリヤード球、三味線のバチや糸巻き、その他、茶器の一部などにも使われていましたが、今はほとんど代用品となり、一部を除いて象牙は使われていません。

その状況のなか、堂々と象牙を最高級品として販売し続けているのが印鑑です。

象牙は1989年、ワシントン条約によって輸入禁止措置が取られ、事実上の象牙貿易が終わったので、なぜ象牙が平然と使われているのか、と疑問を抱く人も多いでしょう。

実はその後、アフリカ各地で象の個体数が急増、間引きを必要とするほどの数から象にナンバリングを行うなどの措置を経て1999年、日本向けに限り1度だけ象牙貿易が再開されています。

その後も2007年と2008年にそれぞれ60トン、102トン(いずれも政府の管理下にある自然死した象から採取した象牙)が輸出されていますが、この輸出を無制限に貿易が開始されると錯覚した密猟者が後を経たず、さらにアフリカの混迷は密猟者の銃器を充実させているため、密猟者を簡単に取り締まれない状況になっています。

日本では象牙を扱う業者に対して通産省が認可制を取っており、象牙取扱事業者としての届け出をしなければ象牙を扱うことができません。

象牙を使うことに賛否両論ありますが、自然死した象の象牙は放置されているのが現状で、そういった放置象牙を日本に輸出することは密猟者を取り締まる重要な資金源となっていることも事実です。

だから、せめて象牙を加工する印章業者は象牙に対する配慮ぐらい記載してもいいのではないでしょうか?

やたらと根拠のない開運解説を載せているスペースを少し省くだけでいいのですから。

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