日本企業のメセナとして始まったアメリカズ・カップ挑戦

バブル景気は多くの日本人にヨーロッパ文化を身近に引き寄せました。

ヨーロッパ文化の極みであるF-1が出た次いで、と言ったら怒られますが、もうひとつスポーツの世界。

バブル景気が進むと、世の中の企業はメセナ活動に力を入れ始めました。

最近はすっかり聞くことがなくなったメセナ活動とは企業が資金を提供して文化や芸術、コンサートやスポーツの文化的活動を支援することです。

企業とは経済活動のために資材を浪費して環境に負荷を与え、文化を創造する人材を労働力として吸収してしまうことから文化的側面を支えることによって次世代へ還元しなければならない、という定義が根底にあります。

このメセナ活動の一環として支援されたのがアメリカズ・カップへの参加。

現在の日本、または高度経済成長期の日本ではまったく知られていない名称ですが、じつはヨーロッパを始めとしてアメリカ、それからオセアニアではオリンピックやサッカーのワールドカップに匹敵するほど知名度の高いヨットレースなのです。

日本はこれまで、このアメリカズ・カップに1992年、1995年、そして2000年の3回に渡って出場しました。

バブル景気がすでに終わっているじゃないか、って?

そりゃそうです。

だってアメリカズ・カップに出場するためには最低4年の準備期間が必要なんですから。

つまり準備期間だけで、バブル景気は終わっていたわけですね。

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