日本経済とシンクロするホンダF-1の挑戦

1964年から1968年までがホンダF-1の第一期。

第二期は1983年に始まります。

約15年のブランクですね。

F-1の世界で15年のブランクはほとんど浦島太郎状態、第一期の参加で役立つ技術は経験値しかありません。

そこでホンダはフォーミュラ2(現在はF3000)へエンジンを供給、そこで実力を試してからF-1にステップアップするという戦術を取ります。

・・・第二期ホンダF-1の話になるとこのコラムが終わってしまうので先を急ぎましょう。

ホンダのエンジンは強力でしかも壊れにくいという定評がF-1で広まり、当時、最強のチームだったマクラーレンと手を組み、若手No.1ドライバーのアイルトン・セナ、実績No.1ドライバーのアラン・プロストを擁して1988年には16戦中15勝をマクラーレンが収めるという、未だF-1で破られていない記録を打ち立てました。

F-1では無敵のエンジンと恐れられていたホンダが撤退するのは1992年。

国内の販売不振が主な原因です。

勘の良い方ならもうお分かりですね。

そう、第一期参戦は高度経済成長期、第二期参戦はバブル経済の幕開け前、つまりホンダは儲かったオカネはすぐにレースへ投資してしまうとんでもなく浪費が好きな会社なのです、じゃなくて、ホンダが参戦する時は日本経済が上を向いている時期なのです。

ちなみにホンダはレースで浪費するのが好きなわけではなく、創設者である本田宗一郎氏の「レースは走る実験室」という言葉を実践しているからですね。

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