太陽系の惑星にはそれぞれ公転周期があります。

この公転周期によって地球から見られる惑星の位置が異なり、占星術の元になるわけですが、公転周期が違えば当然、地球から見て(長い年月の間に)他の惑星が逆行運動することもあります。

天動説ではこれを太陽の動きということで解決してきましたが、天文観測を盛んに行うと地動説を採択した方が惑星の公転周期を理論上、説明できることが判明しましたが、それでもコペルニクスの地動説では惑星が円周期であるという解釈から抜け出せなかったため、惑星の逆光運動に対する理論に説得力が欠けていたことから地動説は受け入れられることがありませんでした。

コペルニクスの地動説に信憑性を与えたのがドイツのヨハネス・ケプラーです。

彼もまた、天文学者や物理学者、自然哲学者であると同時に占星術師でした。

ケプラーはキリスト教徒でしたがプロテスタントであったため、教職者として大学で天文学を教えていましたが、その大学の所在地、グラーツを統治していたオーストリア大公フェルディナンド2世が熱心なカソリック信者であったことから、やがてグラーツからの退去が命じられます。

これが結果的に、地動説擁護につながっていくわけですね。

ちなみにカソリックとプロテスタントの宗教的対立は・・・占星術とあまり関係がないのでここでは割愛。

こんな記事も読まれています: