寝具を研究する団体が認定する睡眠環境診断士

睡眠に関する資格、ユニークで睡眠改善インストラクターだけかと思ったら意外にありました。

特定非営利活動法人の日本睡眠環境研究機構が行っている睡眠環境診断士もそのひとつ。

この機構は全日本寝具寝装品協会が寝具そのものの研究と寝具の性能や評価、さらには寝具と人間の眠りについて総合的に研究する機関として設立されています。

したがってユニークというよりかなり専門的。

睡眠環境診断士の認定は年2回行われており、3日間の講習の後、認定試験が行われるという睡眠改善インストラクターと同じシステムになっています。

ただし睡眠環境診断士、寝具と人間、環境という3つの面から快眠を図る資格を持つだけに最近では依頼される仕事も多く、快眠を重要視するホテルや旅館のアドバイザーとなったり、通販の布団のCMに登場したりしています。

さらに専門的になるのが滋賀医科大学が認定する「睡眠指導士上級」。

学生だけでなく一般人も受講できるのが特徴で、90分を1コマとして15コマ、延べ4日間の睡眠学教育講座を受け、その後の認定試験に合格すると認定されます。

睡眠の悩みや睡眠障害に対して、現在、薬を用いずに治療する認知行動療法が期待されていますが、その治療法にスポットを当てているだけにある程度の基礎知識が必要になるでしょう。

ちなみに一般の受講料は8万円。

快適な睡眠はけっして安くありませんね。

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