太陽と月。

どちらも天体で一際輝く恒星と衛星だけに、古来、この2つの星は自然に恵みを与えてくれると同時に神秘的で信仰の対象でもありました。

太陽は絶対的な存在、もはや神です。

インカ帝国では天の序列の1番目としてインティという名称で神格化、エジプト神話ではハヤブサの頭を持つもっとも重要な神であるラーとなり、日本では民族の総氏神、天照大御神となって崇められています。

一方の月。もちろん太陽と同じように信仰や神話の対象ではありますが、太陽ほどの絶対的力を感じさせません。

ギリシャ神話で月の神といえばアルテミスで貞潔の女神、しかしアルテミスの従姉妹ヘカテも月の女神ですが、3つの姿を持つと言われ、その3つは処女と婦人と老婆だったり、天界では月のセレネ、地上では貞潔のアルテミス、冥界では破壊者のペルセポネだったり、と謎に包まれた女神となっています。

日本神話でも月の神様は初期に登場、月読尊(ツクヨミ)と名前がつけられ、闇を支配する神様となっていますが、ほとんど登場しません。

やはり太陽の光によって、その姿をさまざまに変えるためでしょうか。

絶対的権力よりもミステリアスの方が面白いのは世の常。

月の神秘的な魅力とはなにか、探ってみましょう。

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